人材ビジネスで成功するヒント

2014年（平成26年）の目標/目次
・プロを目指す者が修得すべきノウハウを教える（主宰者の起業体験談）
・今年のマーケティグ戦略：『創業１９年間に渡り蓄積したノウハウを汎用化する』
・経営基本戦略：「人と同じことをしない」「人と違ったことをする」
・講座卒業生の独立開業支援のしくみづくり

ＰＣＣニュース 第10690号2014年10月17日発行の一部を転載します。

【最新情報・・・地元新聞販売店とのセミナー共同企画・報告】
60分無料セミナーを2回開催しました。大好評でした。
60分と限られた時間です。訴求力大のレジメづくりは直前までいろいろ
考えました。成果物は次の通りです。レジメ抜粋を紹介します。

タイトル：
大きく変わる大学生の就活、これまでより「３ケ月短縮化」にどう対応するか。

サブタイトル：
「就活」は子育ての”総仕上げ”です！

大きく変わる大学生の就活。この影響は極めて大きい。これまでより３か月短縮化にどう対応するか。「先んずれば人を制す」の諺通り、その準備は早ければ早いほどよいのです！ 大学１年次から「家族ぐるみ」で早目に取り組むには、どのような戦術があるか、なにを用意したらよいか、最新の「就活情報」とともに、この道一筋２０年、白根陸夫が具体的、実践的なアドバイスをします。ライバルはすでに動いています。
大学１年次から２年次/３年次/４年次/既卒者を問わず、「就活」は今すぐに始めることができるのです！ 以下、レジメ概要14項目。

１ 本日のセミナー要旨 ⇒ ＜資料配布 1＞

２ 「ネット就活 ⇔ 就職ナビ会社が主導する新卒の就活」の特徴
会社説明会：3年生の12月 ⇒ 2016年新卒採用から翌年の3月へ繰り下げ
⇒ 企業と学生が採用を目的として接触できる期間は11か月から「8か月」へと短縮される。
面接など選考開始：4年生の4月 ⇒ 2016年新卒採用から8月へ繰り下げ
採用内定日の遵守：正式な内定日は、卒業・修了学年の10月１日以降とする ←変更なし。

３ 採用期間の3か月短縮によって、2つの変化が同時進行する。
3-1 インターネット支援サービス「就職ナビ」による採用競争の激化
3-2 水面下での採用競争の激化・・・特定大学・ゼミ、インターンシップ、
リクルーター制度・特定大学/学部に限定してのOB/OGの活用/コネ開拓。

４ 人気企業上位200社の採用枠はわずか20,000人。2011年・就職希望者45万人
採用選考に関する企業の倫理憲章：公平・公正な採用の徹底
「機会均等」「公平」⇒「短期決戦」⇒ タテマエとホンネ ⇒「学歴フィルター」⇒
＜資料配布 2＞

５ 「ネット就活」の特徴 ⇒ 企業側「母集団の形成」⇒ ＜資料配布 3＞

６ 企業側から見た新卒採用活動
6-1 大手企業：前年12月から説明会を開催、4月5日頃から採用面接をスタートさせ
5月連休明けに「内々定者」を決め、以後、新卒求人活動は行わない。内々定辞退者多い。
⇒2016年新卒採用から：3月から説明会。8月1日から採用面接をスタート、8月末までに内々定。

6-2 冠(かんむり)企業や一応の知名度がありある程度の規模の独立系企業：
前年12月から説明会を開催。説明会で応募を決めた学生に、すぐ足切テストを受検させ、

採用面接を大企業に先行して開始、4月5日ごろまでに「内々定者」を決め、
大企業の結果待ち。内々定者を多めにしておき、その後はよほどのことがない限り、
新卒求人活動は行わない。内々定辞退者大変多い(親会社と掛け持ち・歩留り率20%)。

⇒2016年新卒採用から：3月から説明会、すぐ足切テスト、面接、内々定、8月末の大企業結果待ち。
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↓ 注目！

6-3 上記の会社から「内々定」が取れなかった学生は、4月以降9月末までの間6か月間に引き続き就活。
※2016年新卒採用から：4月選考開始から、8月選考への繰り下げは、
上記二種類の会社群から内々定の取れなかった学生にとっては、「10月1日」の内定日まで
継続就活期間がわずか2か月しかなくなるので、影響はきわめて大きい。
10月2日以降は、説明会は開催してきたが、学生が集まらなかった会社と
内定のない学生の間の「就活」となる。
10月1日現在内定率:2010年/57%,11年/59%,12年63%,13年64%⇒
不本意内定の発生・留年の発生・早期離職者の発生 ⇒＜資料配布 4＞
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７ 内定率(95.8%)2013年4月1日時点(厚労・文科) と 就職率(69.8% *)2014年(文科)の違い
3/31迄に内定を得た学生の数／卒業まで就職活動を諦めずに継続している学生の数<資料 ?>
3/31迄に就職できた学生の数/前年3月31日調査・就職を希望する学生の数
…内訳:男子64.9%,女子75.8%。男子学生35%,女子学生24%はどこへ行ってしまったのだろう。
2〜3社不合格になると就活を諦めてしまう者が多い(家に引きこもる) ⇒＜既配布資料2-１＞

注：「合う会社どこ？」←この考え方や意識を根本から変えないと内定は得られない。

注：早期内定確保がいかに重要か、1年次から「家族ぐるみの支援」が大切かを認識してください。

８ 就職ナビ会社の就活生に対する情報サービス/就活支援
・就職ナビサイトから「人気企業上位50社にまとめてエントリーしましょう」と誘いのメール。
・さらに「今しかエントリーできない企業もあるので、気になる企業はまとめてエントリー」と誘いメール。
・平均エントリー数：受け付け開始から1ケ月後44社*⇒「学歴フィルター」⇒限定者に説明会案内メール。
注：人気企業上位200社の採用枠はわずか20,000人。2011年就職希望者45万人。
・エントリーシートとは ⇒＜資料配布 5＞ ・オープンエントリーシートとは
「機会均等」「公平」⇒「短期決戦」⇒ タテマエとホンネ ⇒「学歴フィルター」⇒＜既配布資料 2＞

９ 合説(合同説明会)出展企業に注目
時期によって出展会社の業種が入れ替わる⇒父兄・保護者はしっかりみてください。
注：10月1日現在内定率:2013年64%*。10/2以降、やっとのことで内定を獲得した学生(32%)にとって、
その会社（内定先）が満足できる条件の会社でなければ、すぐに早期離職につながる。

⇒内定率95.8%に安心してはなりません。
この数字には「不本意内定」が多く含まれていることを知る必要があります。

注：早期内定確保がいかに重要か、1年次から「家族ぐるみの支援」が大切かを認識してください。

10 大卒3年後の離職率
全産業平均28.8%。業界によって大きく差がある。
教育・学習(48.8%)→宿泊・飲食(48.5%)→生活関連・娯楽(45%)→医療・福祉(38.6%)→

不動産・賃貸(38.5%)→小売業(35.8%)→学術研究(31.7%) ⇒＜既配布資料 4＞

10-1 転職を頻繁に繰り返し、30歳を過ぎると、正社員の求人はパタッとなくなり、
非正規社員の求人しかななります。きちんと仕事をし、20歳代でサブリーダーから
リーダーを務めてこないと、管理能力が着実に醸成されていないとみなされる。
いつまでも作業者レベルの意識では幹部社員への道は閉ざされてしまうのです。
注：早期内定確保がいかに重要か、1年次から「家族ぐるみの支援」が大切かを認識してください。

11 ブラック企業／新ブラック企業
社員を育てる気がなく、労働者を使いつぶす企業。社員を使い捨てする企業。
⇒辞めたいといっても辞めさせない企業もある(新ブラック)。

12 ポエム企業
ブラック企業より性質が悪い？ポエミーな言葉で理想を強要する「ポエム化企業」。
入社案内の社長の創業の理念等、よく読み込んでみると見つけるコツをつかめる。

13 留年者急増
内定が取れたからといって安心できない。不本意な内定より留年…「卒業せず」10万人超.
2013年5月段階で、卒業学年に在籍していた学生のうち、今春卒業しなかったのは、
10万2,810人で、全体の16.3%(総数：63万人)。内定を辞退して留年を選ぶ学生が多い。

14 学生間の情報交換
ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）、LINE（アプリケーション）など。

不合理な考え方や信念による自己判断の情報が学生集団の中を徘徊している。うのみにしないこと。

15 正社員とは、非正規社員とは
・正社員：雇用期限の定めなし。但し定年年齢まで(満65歳が多い)
生活の安定、月給制又は日給月給制、昇給・賞与・退職金あり。社会保険全加入。
終身雇用が保証される半面、勤務地、職種等は会社の方針に従わなければならない。
注：「合う会社どこ？」の考え方や意識は正社員応募にあたっては見当はずれです。
⇒人間的成長 ⇒＜配布資料 6＞
・非正規社員：雇用期限：1日-1ヶ月-3ヶ月-1年。日雇・パート・派遣・契約と呼ばれる。
時給制・賞与なし、期限満了ごと職探し、つねに失業のリスク、
労働市場の需給から時給が下がる恐れ(最低賃金法)。
反面、メリットとして勤務地、職種、仕事の内容、勤務時間等が就業前にきちんと決められているので、
ワーク・ライフ・バランスがとりやすい⇒<既配布資料 4> ※非正規社員化率 一貫して上昇

16 非正規社員と正社員との生涯所得の差 ２〜３億円！
非正規社員率2013年 36%。2013年国税庁調査 正規年収：413万6,000円。非正年収167万8,000円。
両者の格差305万2,000円☓50年=152,600,000円＋正社員の場合：昇給＋社会保険料会社負担額＋退職金
※奨学金返済 社会に出ると同時に数百万円の借金。12万円/月借りていた場合、
20年に渡って2万7,000円返済。日本学生支援機構奨学生131万人のうち返済滞納者33万人
…離職・求職者、非正規社員に返済滞納者が多い。
※労働者派遣法改正案(平成26年臨時国会)企業が派遣を受け入れる職種や期間が、事実上、自由化される。

17 【極 意】
「宛がい扶持就活」を脱却し「自分流就活」をすべし！ ⇒＜資料配布 7＞
ビジネスパーソンとして目指す途「つぶしのきく人材になれ！」
「余人をもって替えがたい人材になれ！」
今の能力、経験、やる気を「社会人基礎力・12の能力要素」に置き換えて
自身の「ウリ」をつよくアピールせよ！ ⇒＜資料配布 8＞

17-1 際立って使える人材であることを売り込むため、独自のレジメ
（履歴書、社会人の職務経歴書に相当する「社会人基礎力 自己成長 自己診断表」の
二種類をいう）を今すぐつくる！⇒＜資料配布 9＞「天城さくら(仮名)＝１年次の例」

17-2 すべての企業はやる気のある若者をいつも求めている。
就活は自身の考えで1年次から始めよう。
2年次、3年次、4年次、既卒も「就活」はいつから始めてもよいのである。
とっかかりは父母や保護者の知り合い(人脈)にレジメをもって歩くことから
「自分流就活」をスタートさせよう⇒＜資料配布：人脈リスト 10＞
面談で「働くといこと」「組織で働くということ」を人生の先輩からよく教えてもらえる
⇒<既配布資料 6>

とっかかりがなければ、レジメを入社したい会社の社長あてダイレクトメールし、
電話にて面談を申し込むことを熱心に続けることによって活路を拓くことができる⇒<資料配布 11>

17-3 知り合いから知り合いへ紹介をしていただくことによって、
「ここでぜひ働きたい」という会社(組織)を必ず見つけることができる。

17-4 B to Bを企業を狙え⇒企業間取引・生産財 OB/OGのいる企業を狙え 冠企業を狙うのも手
オンリーワン企業を狙え B to C とは⇒消費財、卸・小売り・サービス Cとは消費者のこと。
一旦入社したら4年間頑張ることのできる企業に採用されること。
不合理な考え方や信念を自身の頭の中から追放せよ！…「ねばならない」←ほとんど間違っている
⇒合理的な考え方、信念⇒「…であるに越したことはない」⇒ ＜既資料配布 6 裏面/認知行動療法応用＞

17-5 企業の大小や知名度はまったく関係ない。信頼できる経営者、
面倒見の良い先輩社員のいる会社を厳選する。家族の理解と支援が重要、不可欠。
家族は、本人が決めたことを全面的に信用すること。そして、社会人経験4年後は自由に飛躍させよ！
1年次から大人のアドバイスを受け、世間を知り、組織で働くことを知り、
人間的成長を図ること(とっかかりは保護者の人脈)。
…学生間の限られた情報をやり取りするSNSやLINEの情報はアテしないこと。

18 「総 括」
「就活」は子育ての“総仕上げ”です。「宛がい扶持の就活」から脱却し「自分流就活」を実行するには、
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今がチャンスです ⇒<資料配布 12>

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【白根陸夫ブログ】
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【NPO/日本エイジング・アドバイザー協会講師陣のブログ】
「＜人生の羅針盤＞をエイジング・プラン・ノート®でつくろう」
更新日：月二回