①失敗体験:客観的で正確な自己判断は「自分を売り込む」大切な要素

どこも教えない転職活動のヒント

①失敗体験:客観的で正確な自己判断は「自分を売り込む」大切な要素

「就職活動は一番力のある者でなく一番準備した者が勝つ」と言われています。
今回は皆さん持っている「失敗体験」をどのように「自分を売り込む材料」にするか!を考えたいと思います。
「失敗体験」を分析することによって自分の弱みが明確になり、客観的で正確な自己判断を行うことが出来ます。
「弱み」への気づきはこれからの能力開発、自己啓発、自己研鑽の取り組みに計画的に対応できます。
自分の失敗体験を客観的に見つめ、その体験を仕事にどのように活かしてきたか?
能力開発、自己啓発、自己研鑽にどのように活かしてきたか?
失敗は成功の基、そのプロセスは十分「自分を売り込む」価値あるものです。
その努力は「自分を売り込む」大切な要素になります。

Ⅰ、表題
過去5年以内の仕事上の出来事を振り返って記入します。
その出来事の中で「うまくいかなかった」ことをリストアップして下さい。
中高年の人は過去の失敗体験を思い出せない人が多いようです。
失敗体験を明らかにすることは自分にとってマイナスになると思う人が多いのでしょうか。
中には失敗したことは「無い!」と言う方もいます。本当になかったでしょうか?
確かに目に見えるような失敗は無かったでしょう。しかし目標を掲げたにもかかわらず達成できなかったことは必ずあります。
目標すべてを達成出来る事はありません。目標未達は失敗と捉えます。
目標未達のことを思い出してください。どうして目標に未達だったかを思い出して下さい。
それらを簡潔に表現すると失敗体験の表題になります
 
Ⅱ、分析
表題に表した「失敗体験」をさらに細かく分析することによって失敗の原因を知り
解決策が見えてきます。
下記の質問に自問自答する形式で「失敗体験」を深耕することによって物事の分析能力、失敗を成功に変える能力をアピールすることが出来ます。
それには恰好付けずに真摯に自分自身と向き合う必要があります。
あなたの「失敗体験」に対する質問は下記の通りです。
①何をしたから失敗したのですか?
②何をどうやっておけばうまくいったと思いますか?
③どういう知識・経験・スキル・態度・姿勢が不足していたからと考えられますか?
具体的にあげてください。
・知識:
・経験:
・スキル:
・態度:
・姿勢:
このように分析すれば「失敗体験」も十分なあなたの「売り」になります。
その失敗体験をもとに能力開発、自己啓発、自己研鑽にどのように活かしてきたか?
失敗体験を活かし成功に導いた経験があればさらに素晴らしい売りになるでしょう。
それを明記することによって「自分を売り込む材料」がさらに明確になります。
失敗は誰にでもあります。どんな組織にもあります。
過去5年間の「失敗体験」を思い出し、各々このように分析したら自分を売り子む材料は山ほど出て来るでしょう!
失敗は成功の基、新しい組織でも十分活かせる能力です。新しい組織の長はそのような人材を求めています。
「失敗体験」は「成功体験」に負けず劣らず自分を売り込む大切な要素になります。
じゃあ、また次回に。

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井口隆三郎井口隆三郎プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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