第15号/「キャリア・アップ転職は成功する」その−3:迫力ある業績記述はこうしてつくる!

人材ビジネスで成功するヒント

第15号/「キャリア・アップ転職は成功する」その−3:迫力ある業績記述はこうしてつくる!

プロのキャリア・コンサルタントの皆さんお元気ですか。白根陸夫です。キャリア・コンサルタントの役割は、クライアントのキャリア形成支援です。就職・転職・再就職支援だけがキャリア・コンサルタントの仕事ではないのです。そうはいっても、人生80年時代です。生涯現役の時代です。一方、企業の寿命は30年といわれています。満20歳から働き始めて、約60年間仕事に従事することになります。この間、企業の業容転換や吸収・合併、倒産などで否応なく非自発的失業者になることもあれば、自身で考えたキャアリア形成プランを実現させるため、退職し自発的失業者になる場合もあります。60年間には、誰でも2回から3回の転職は好むと好まざるとに拘わらず誰にでも起きることです。現に、白根陸夫は、22歳から働き始めて、自身の生涯キャリア形成プランを若い時分から立て計画的に転職を実行し、満52歳で企業人としての人生を終え、プロフェッショナル・キャリア・カウンセラーを名乗り、10年経過現在に至っています。組織内キャリア・コンサルタントであれば、従業員の組織内でのキャリア形成支援が中心となりますが、独立自営のキャリア・コンサルタントになれば、クライアントと相対したときのコンサルティングは殆どすべてのケースで、キャリアの方向性を確定した後に「就職・転職・再就職の支援」になります。結果としてクライアントが満足する成果を上げることができてはじめて名実共にプロのキャリア・コンサルタントとになることが出来るのです。換言すれば、プロのキャリア・コンサルタントのみがマーケットで評価され、独立自営が可能となるのです。とりわけプロのキャリア・コンサルタントは、クライアント見込みの者に<私があなたのキャリア・コンサルタントになれば、あなたを「可能な限り短時間で、可能な限り良質の仕事に就く」ことを実現することが出来ます>と約束しなければ、クライアントになってもらえないのです。プロのキャリア・コンサルタントを自認する白根陸夫が「就職・転職・再就職のノウハウの開発と伝授」に熱心な理由がこれで理解できたと思います。いや、私は組織内のキャリア・コンサルタントなので、そのようなノウハウはなくても大丈夫と考える人たちも大勢いますが、企業の寿命を考えての上でのことでしょうか。誰でも、組織をいつの日か必ず離れる時がやってきます。そのとき、独立自営して好きな仕事である「キャリア・コンサルタント」の仕事を生涯継続したいと考えるでしょう。そうであれば、いまから「就職・転職・再就職支援のノウハウ」をしっかりと修得しておくべきです。市場ではキャリア・コンサルタント同士が、受注獲得のため激しい競争を繰り広げています。だから、修得すべきノウハウは「最強のノウハウ」でなければなりません。このノウハウをもって差別化を図らなければ生き残ることができません。前置きはこれ位にしましょう。プロのキャリア・コンサルタントが保有するノウハウが最強であるか否かが評価される最大のポイントは、クライアントの「職務経歴書」の出来映えにおいてです。職業柄、職務経歴書を見ることが多いのですが、白根陸夫が制作支援して仕上げた「職務経歴書」はこれらと比較して、一目瞭然大きく異なっています。ウリの着眼点が異なるからです。白根陸夫の着眼点は、採用する側から作られています。企業の目的は何か、いうまでもなく、「利益の追求」です。新たに採用する人材に採用企業の社長が望むことは唯一つ、「金儲けの上手な人材」であることです。採用者の立場から作るということは、クライアントはいかに「金儲けが上手」かのみをアピールすればよいということになります。この本質を突いていない職務経歴書が世間にいかに多いことか。当然、このような職務経歴書の品質レベルでは、書類選考や面接選考で不合格の連続になります。では、「迫力ある業績記述」は、どう作るか。着眼点は六つ。すなわち、Q(品質)、C(コスト)、D(納期/数量)、時間、人数です。この組み合わせで、業績記述を作るのです。すべてのクライアントは、等しく自慢できるウリを沢山持っているのです。本人が気づいていないウリを的確に見抜き、これを文章化する力量がプロのキャリア・コンサルタントに求められます。第16号は「迫力ある業績記述」の続編といたします。次号をお楽しみに・・・・・。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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