第38号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その9)

人材ビジネスで成功するヒント

第38号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その9)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、10問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中20問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1:クライエントの考えていること、思い、悩み、相談内容を聴くことに注力を傾けて対応し、面接時間のうちクライエントに8割以上喋らせている。
設問2::新聞・雑誌・業界紙等を定期的に講読・熟読し、必要に応じて、先方を訪問するなどして、常に最新の業界知識を身につけ、適切な指導をしている。
設問3:いろいろな業界向けの履歴書・職務経歴書の作成指導の経験が豊富、かつ語彙が豊富であり、クライエントの希望する求人先向けに適応した適切な言葉を選択して履歴書・職務経歴書の作成指導をしている。
設問4:実業界、政界、行政機関、NPO団体、学校関係者、趣味の仲間、学生時代の恩師・友人など幅広い人脈を持ち、常に人脈の拡大、質的向上を目指している。
設問5:土日、昼夜、かまわず仕事をしており、時間についてはスピードを最優先にしている。したがってクライエントの要望には365日対応している。
設問6:人と話をするのが好きであり、人から多くのことを学ぼうと心がけており、機会を見つけては人と積極的に接して人脈の拡大に努めている。
設問7:クライエントが労働契約を締結する際に注意すべき労働条件の確認事項について、分かりやすく説明し理解させている。(15条関係)
設問8:カウンセリング業務の準備から完了まで要した経費及び作業時間を数値化(金額に換算)することにより、採算の良し悪しを評価している。
設問9:クライエントが自由に話ができ、率直に気持ちを開示できて安心して相談できるように、クライエントとの間に信頼関係を築いている。
設問10:自らの情報源について、定期的に連絡・訪問するなどして常に最新・最高・最善の情報・知識を身につけておくように情報源の棚卸を行っている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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