第39号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その10)

人材ビジネスで成功するヒント

第39号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その10)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、20問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中30問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1:履歴書・職務経歴書の作成指導の経験が豊富であり、クライエントの希望する求人先向けに対応できる履歴書・職務経歴書を作成するように添削指導している。
設問2:勉強になるものであれば全て自分のものとして吸収するよう努めて、労働関係の専門誌なども熟読し、変化に対応するようにしており、就職・転職に関する知識を豊富にもっており、適切な指導をしている。
設問3:連絡することは苦にならず、クライエントにとって必要であれば求人先(潜在的求人先を含む)企業20社以上にたちどころに連絡を取り話しをしている。
設問4:実業界、政界、行政機関、NPO団体、学校関係者、趣味の仲間、学生時代の恩師・友人など様々な業界とのパイプを持っており、常に人脈の拡大、質的向上を目指している。
設問5:労働契約期間の原則(3年)と例外(5年、期間の定めなし)について理解しており、クライエントの属性(年齢、国家資格の有無等)に応じた使い分けを説明している。(14条関係)
設問6:ムリ・ムダ・ムラを排除し作業を行うことに心がけており、効率よく仕事を行うことによって作業時間の短縮に意欲的に取り組んでいる。
設問7:クライエントの話しに相槌を打つことにより、クライエントの言葉が伝わっていることを、クライエントに伝え、クライエントが話しやすい環境をつくっている。
設問8:就職先ネットワークなど求人先の調査方法について熟知しており、個々のクライエントの要望にあわせて、クライエント自らが情報収集するよう指導する、あるいはコンサルタント自身で情報収集を行っている。
設問9:履歴書・職務経歴書の作成指導の経験が豊富であり、クライエントの希望する求人先に対し、好感度があがるほどに業種・職種に対応した修辞術を有し、履歴書・職務経歴書の作成について適切な指導をしている。
設問10:好奇心が強く、気になったことは何でも調べなければ済まない性格であり、物事に対する探究心が旺盛であることから、時代の変化に対応した豊富な知識を有し、適切な指導をしている。
さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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