第37号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その8)

人材ビジネスで成功するヒント

第37号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その8)

それでは、早速コンピテンシー診断テストの設問例です。200問中、10問の質問にお答えください。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1:就業規則の意義、絶対的記載事項、相対的記載事項などの違いを理解しており、就職・退職時にチェックすべきポイントをクライエントにわかりやすく説明している。(89条関係)
設問2:キャリア・コンサルタントとして活躍するために、その他大勢のコンサルタントの中に埋没することなく、業界ナンバーワンを目指す意欲をもち、行動している。
設問3:クライエントの話を聴きながら、次は自分は何を話そうかと考えることなく、クライエントの話を聴くことに集中し、クライエントの話を真剣に聴いている。
設問4:クライエントに適切な支援を行うために、いろいろな職種における職務についての知識を積極的に吸収しており、職種からくる職務の違いについてクライエントに適切な指導をしている。
設問5:書類作成の基本である国語力・漢字力について、履歴書・職務経歴書・添え状・礼状の作成指導の経験ができるほどに、保有しており、クライエントに適切な指導をしている。
設問6:常に新鮮な情報を収集していくことに心がけており、どんな人でも貴重な情報源だと心得て積極的に訪問し、時間の許す限り人に会うことにしている。
設問7:常にクライエントのためになることを念頭において、クライエントに対応しており、クライエントのニーズの多様化に対して、的確にすみやかに対応している。
設問8:膨大な人脈をマトリックス表の人脈リストとして体系的に整理することにより、クライエントの要望に臨機応変に対応し、最も適した人脈を選び出し活用している。
設問9:雇入時の健康診断の項目について理解しており、自ら受けた健康診断書の提出要件についてもわかりやすく説明している。(安衛法66条5項)
設問10:財務諸表(損益計算書、バランスシート、キャッシュフロー計算書)の基礎知識を有し、自らも財務諸表を作成、指導している。
さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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