第40号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その11)

人材ビジネスで成功するヒント

第40号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その11)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、30問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中40問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.日常活動において、情報交換を行っており、クライエントにとって必要であれば、人材紹介会社20社以上にたちどころに連絡を取っている。
設問2.インターネットに精通しており、通りいっぺんのホームページではなく、人の注意を喚起し、さきを読みたくなるような呼び込む力のあるホームページを作成している。
設問3.解雇権の濫用について整理解雇の4要件などを用いて分かりやすく説明している。(18条の2関係)
設問4.パソコンに精通しており、各種の情報源、収集した各種情報、クライエントのデータ、書類などを電子媒体化することにより業務トータルコストの削減を図っている。
設問5.クライエントの話しを尊重することを第一に考え、クライエントに自由に話しをしてもらうことに心がけ、発言の主導権をとらずに聴いている。
設問6.個々のクライエントに最も好ましい対応を行うために、業種別市場動向について常に注意を払っており、業種別の市場動向を熟知しており、適切な指導を行っている。
設問7.ビジネスマナーに精通しており、履歴書・職務経歴書、添え状、礼状の作成に対して、基本となる文章の知識、文法の基本知識を有しており、クライエントに適切な指導をしている。
設問8.動くことが苦にならず、どこにでも出かけていく行動力があり、また、今日できることを明日に延ばさない性格であり時間を気にせずフットワークを利かせて情報を収集している。
設問9.講演会の演者、就職支援セミナーの講師、本の執筆、新聞への投稿、メディア出演、個人ホームページ作成、個人ブログ作成など各種様々な方法でカウンセラーの認知度を上げることに努めている。
設問10.常に新たらしい人脈の開拓・既存の人脈の延長・拡大、有望な人脈の獲得に心がけており、企業諸団体への飛び込み訪問も苦にせず行うことにより人脈を確保している。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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