キャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーの独立自営(プロ化)は、どんな準備をしたら実現できるか<「エイジング・プラン・ノート®」の活かし方> その2

人材ビジネスで成功するヒント

キャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーの独立自営(プロ化)は、どんな準備をしたら実現できるか<「エイジング・プラン・ノート®」の活かし方> その2

エイジング・プラン・ノート(R)キャリア・コンサルタントもキャリア・カウンセラーもサービス業です。時間当たりいくらの仕事です。第三者による品質評価が難しい仕事です。だれでも名乗ることのできる職種なので、業界への新規参入が容易です。イメージ的には格好よくみえます。人気のある仕事です。だから新規参入者があとを絶ちません。クライアントへ売り込む時はどうでしょうか。

時間当たり単価を下げて売り込むことによって仕事を得ることができます。
すでに多くの同業者が同じような売り込みをそのクライアントにしているものと考えられます。

だから、時間当たりの相場は下がることはあっても上がることは考えにくいのです。これでは「生涯現役」をモットーとする私たちキャリア・コンサルタントは困ります。
時間当たり単価切り下げ競争から逃れる術はなんでしょうか。

見積もり合わせ、業者間同士の受注競争から逃れる術はなんでしょうか。
それはマーケットを細分化すること、サービスを差別化することです。

マーケットを細分化することとは? キャリア形成について関心が高い年齢層は幾つぐらいまでしょうか。これはせいぜい35歳までと考えます。
大学卒業後13年、高校卒業後17年その道一筋一貫して携わってきた業種・職種で将来のキャリア形成の方向性は確定します。組織では課長就任年齢です。
35歳超でキャリア・チェンジはないと考えます。現年収の大幅ダウンを覚悟するならあり得るはなしですが、誰しも年収が減ることは望みません。
とくに家族を持ち、生活費がこれから大幅に上昇する年代層になっているのです。職種転換は望んでいても家族の反対もあって現状維持で我慢することになります。

するとキャリア・コンサルタントのクライアント層は満18歳〜満28歳のわずか10年間と考えるのが妥当です。満29歳〜満35歳まではキャリア形成の方向性が次第に確固たるものになる年代層なので、コンサルタントのアドバイスを求める人は次第に低減していきます。

しかも少子化・高齢化です。若年層はますます減ります。
他方、高齢者は数のみならず、平均余命の一段の伸長で急増の一途です。クライアント層が極端に偏重することになります。
キャリア・コンサルタントの職域を拡げるにはどうしたいいか?
次号につづく。

■自己開発・新ビジネス創造のために、「ブログ」の併読を勧めます。
【竹内和美先生のブログ】
「ブログ版日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会(JIPCC)」
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【白根陸夫ブログ】
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定期更新日:毎週金曜日

白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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