キャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーの独立自営(プロ化)は、どんな準備をしたら実現できるか<「エイジング・プラン・ノート®」の活かし方> その8
今からどのようにしていけば「充実した人生をまっとうできる」のでしょうか。このことは誰も教えてくれません。ただひとつ自身の心の中に決めてあることなのです。その決めてあることを実行するのも自分自身です。他人に頼んで実現できるものではありません。大変漠然とした質問です。
しかし、次の六つの選択肢を示されたらどうしますか。急に現実感が出てくるでしょう。
□満60歳で定年退職、以降、働かないで退職金と公的年金で暮らす。
□再雇用制度を利用して満64/65歳まで継続して働き、その後は働かないで退職金と公的年金で暮らす。
□再雇用制度を利用して満64/65歳まで働き、その後再就職する。
□満60歳で定年退職、再就職する。
□満60歳で定年退職、独立開業(経営者/理事長)又は自営業/自由業を開業する。
□満60歳到達前に早期退職、以後、再就職又は独立開業する。
第一希望、第二希望と順位付けはありますが、ビジネスパーソンのセカンドキャリアは全員この六つの選択肢しかないのです。
キャリア・コンサルタントたるあなたはどれを選択しますか?
キャリア・コンサルタントの場合、組織では満65歳ぐらいまでいることができます。
その後はどうでしょうか。
満65歳になってその後の活躍の場を探してもないのです。ビジネスパーソンの場合も同様です。継続雇用制度を利用して幸運にも満65歳まで勤務できたとしても、その時になって次を探してもその後の活躍の場はないのです。満65歳超の人が活躍できる場にはすでに先達が大勢活躍しています。
のんびりしていたのでは入り込む隙間もないのです。先達は50歳代前半から先見の明をもって用意周到に考え、決断し、行動し、努力してきた結果いまの地位を確保することができたのです。
自身のキャリア形成、そしてクライアントのキャリア形成を長期にわたって見通して行動する、或いはアドバイスするキャリア・コンサルタントがどれほどいるでしょうか。
さらに、
□満60歳で定年退職、独立開業(経営者/理事長)又は自営業/自由業を開業する。
□満60歳到達前に早期退職、以後、再就職又は独立開業する。
この二つの選択肢において、「満60歳で定年退職、独立開業(経営者/理事長)又は自営業/自由業を開業する」「満60歳到達前に早期退職、以後、独立開業する」について、クライアントから相談を受けた時、独立開業の準備と当該事業のスタートから経営全般にわたってアドバイスできる力を有するキャリア・コンサルタントがどれほどいるでしょうか。
学校卒業時(満18歳)から生涯現役の終期(満82/88歳)の間、64年間〜70年間のキャリア形成に係るすべての相談に的確にアドバイスすることのできる力と経験を有する者こそが「プロのキャリア・コンサルタント」と名乗ることができると考えます。
知らないことや出来ないことは学べばよいのです。
自学自習のための教材が「エイジング・プラン・ノート®」なのです。
次号に続く。
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白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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