「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える・・・その5.
前号では就職活動にあたり自分の持っている常識が間違っていることを認識してもらうために三つの質問を考えてもらいました。それぞれ【そう思わない】が正解です。その理由を説明しましょう。これから四回に渡り、就職相談にやってくるクライアントに対してプロの「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」が指導するノウハウを公開します。
これらは自分が求職者という立場ではなく、企業の社長(社員採否決定権者)の立場で考えてみれば容易に判断のつくことばかりです。
①景気が悪いから私の再就職は難しい
【そう思わない】・・・景気が悪い時こそ、自社の経営を立て直してくれる人が欲しいのです。今いる社員にない力を持っている人に入社してほしいのです。だから、景気が悪くなれば悪くなるほど再就職は楽になるのです。
失業率の高さから自分の再就職は難しいという人は「いいわけ」をいっているに過ぎません。こういう人はレジメ(履歴書・職務経歴書)を持って実際に街を歩いてみたことがあるのでしょうか。
【そう思う】は、終日机の前で椅子に座って空想ばかりしている人がいう言葉です。考えている暇があれば歩いて正確な情報を掴むべきです。掴んだら的確な対応策を考え即行動に移すことが必要です。ただし、レジメ(履歴書・職務経歴書)は隣の人の持っているものと同じような月並みで陳腐な内容のものでは相手にされません。レジメを一目見て「この人材は使える!」と判断されるレベルまで仕上げなければ勝てません。自身の過去のキャリアは変えられませんが、プロは採用する側から見てクライアントのキャリアの中から確実に、的確にウリを見つけ出し、採用する側の目から見て魅力あるレジメに仕上げる術を持っています。
②年齢制限を超えているから再就職できない
【そう思わない】・・・成果を上げることにおいて年齢はまったく関係ありません。課題解決に関して年齢はまったく関係ありません。年をとればとるほど、経験を積めば積むほど有能なベテランになることができます。
従って経験の浅い者ができない難しい仕事を年長者がいとも簡単にこなしてしまうことができます。求人にあたり年齢に暗黙ではありますが制限が設けられている案件がほとんどです。中高年齢者に対し、経営者の評価には厳しいものがあります。年寄りは頑固で使いづらい、高給取りで自社の給与レベルに合わないと一般にいわれています。
その通りです。文字通り「その通り」で売っていたのでは誰も採用してくれる人はいません。以下、プロが指導する売り込みノウハウを教えます。<「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える>は連載です。プロのノウハウ・スキルを正確に理解し修得するために、必ず「その①」から順を追って熟読してください。
【次号に続く】
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白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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