「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える・・・その14.

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「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える・・・その14.

白根陸夫■講座卒業生のみなさまへ・・・「PCCニュース」配信します。
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<「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える>は連載です。プロのノウハウ・スキルを正確に理解し修得するために、必ず「その①」から順を追って熟読してください。

「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」の<プロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える>は本号で「その⑭」になります。

これまで五回に渡り「キャリア式職務経歴書(主たる経験及び達成事項)」のつくり方を紹介してきました。
求人募集に応募したいと希望するクライアントに対し、プロの「キャリア・コンサルタント」、プロの「キャリア・カウンセラー」は、クライアントがその求人案件に応募し、面接選考の前に行われる書類選考を必ず突破することのできる、応募書類づくりの指導・助言が出来なければなりません。書類選考に必要な応募書類は三種類です。
すなわち、添え状・履歴書・キャリア式職務経歴書(主たる経験及び達成事項)です。多くの応募者の書類の中から「これぞ我が社が待ち望んでいた人材だ!」と経営者を感嘆せしめる応募書類を仕上げることのできる実力を有する「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」がプロです。本号から二回に渡り、プロがつくる履歴書のノウハウを教えします。履歴書は市販されているものは使いません(B-4判又はA-4判)。市販されているものは記載項目があらかじめ刷りこまれていて、指定された箇所に自分の履歴・経歴を手書きで記入するようになります。記載項目以外のウリはどうするのでしょうか。もっと自由にクライアントの強み、ウリをアピールさせなければ厳しい書類選考に勝ち抜くことはできません。A-4判の白紙に自由につくります。枚数は必ず2枚、紙面いっぱいにウリを盛り込みます。市販型履歴書に対して、プロが指導してつくる任意の様式を、プロは「オリジナル型履歴書」と呼びます。それでは実際にどのようにつくるかを教えます。
まず、認識すべきはクライアントについて経営者が知りたいことは「社員に採用したらどれぐらい利益貢献があるか」だけだということなのです。新卒採用と異なり成果を上げる期間は10年〜15年間という短期決戦です。即戦力が要求されます。60歳定年後再雇用されることを望むプロパー社員(生え抜き)も大勢応募者にいますので、これらの者とも比較されます。外部から招聘するか、内部で充足するか、勝ち残るための選考は本当に激戦なのです。
これまでのキャリアで培った職務遂行能力が異業種、異職種においても即戦力であることを強くアピールできなければ合格はおぼつきません。前職の組織内でしか使われていない言葉の羅列では、あなたの素晴らしい能力を相手に理解してもらうことはできません。だから、あなたの「職務遂行能力」を経営者に十分に理解してもらうように「見える化」が不可欠なのです。このことによってクライアントの再就職先の職域を飛躍的に拡大させることが出来ます。
もちろん、クライアント自身のセルフマーケティング活動が相俟ってのことです。履歴面はプロの指導する「オリジナル型履歴書」によって「見える化」します。職歴面は「キャリア式職務経歴書」をもって「見える化」します。必ずA-4判2枚でつくります(決して3枚にしてはなりません。相手が読まないからです)。1頁目は「経験知識要約」と職歴の記述です。職歴は1頁目末尾まで主要職歴の詳細を要領よく記載します。職歴は、学校卒業時から書き始めることが多いのですが、実際に履歴書の人材がすぐ使える力があるかどうかということは直近の3〜5年の職歴を見れば十分なのです。経営者はそれぐらいの眼力がなければ務まりません。
したがって、直近の経歴から書き始め、最後は最終学校卒業時に入社した履歴を書くほうが「使える人材」と経営者が評価する場合が多いのです。「オリジナル型履歴書」はクライアントの自分史でもなければ偉人伝でもないのです。「社員に採用したらどれぐらい利益貢献があるか」を第三者にいかに分からしめるかが「オリジナル型履歴書」の狙いです。履歴書の職歴欄は直近の職歴から記載します。
このことに抵抗のある人は、最初の会社の入社時から書き始めることもよろしいと思いますが、自分史や偉人伝ではないのです。あなたが経営者であればどちらの履歴書の人材に会ってみたいでしょうか。経営者は上の行から下に読みます。入社時から記述された履歴書の場合は、経営者は下の行から上の行に読んでいくものです。どちらが迫力ある印象を経営者に与えることができるか、言うまでもありません。

【次号につづく】

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更新日:月二回



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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