「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える・・・その19.

人材ビジネスで成功するヒント

「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える・・・その19.

白根陸夫■講座卒業生のみなさまへ・・・「PCCニュース」配信します。
白根陸夫が「キャリア・ブレーン及びジピカが主宰する養成講座」卒業生に限定して発信する「PCCニュース」を未受信の卒業生は、修了証№と氏名をご連絡ください。shirane@cb-tokyo.co.jp毎週1回・月曜日定期発信しています。毎回役立つ情報満載、大好評です!

<「キャリア・コンサルタント」「キャリア・カウンセラー」のプロを目指す者が修得しなければならないノウハウを教える>は連載です。プロのノウハウ・スキルを正確に理解し修得するために、必ず「その①」から順を追って熟読してください。前号の「あなたの思い込みを再度検証してみましょう」について、正答を教えます。

Q-1 景気が悪いから私の再就職は難しい。
□1 そう思う   ☑2 そう思わない

Q-2 年齢制限を超えているから再就職できない。
□1 そう思う   ☑2 そう思わない

Q-3 募集していない会社へは応募してもムダだ。
□1 そう思う   ☑2 そう思わない

Q-1:正解は、2(そう思わない)です:業績が悪い会社ほどよい人材を求めているのです。だから、景気が悪くなるほど再就職は容易になるのです。採用・不採用の確率は常に50%⇒失業率は関係ありません!
不採用の理由はすべて自責です。他責にしてはいけません。

Q-2:正解は、2(そう思わない)です:経験・実績の豊富な人材ほど役に立つ人材なのです。だから、年齢制限を超えれば超えるほど役に立つ人材なのです。年齢制限は応募者が殺到しないよう一応設けているものと理解しましょう。

Q-3:正解は、2(そう思わない)です:すべての会社が常に良い人材を求めているのです。だから、募集していない会社にも積極的に応募すること。(社長は出会いを待っています。人脈活用、DM)
再就職で勝利するには“五無視”を徹底的に実行することです。

ここで「五無視」を再確認しましょう。
一 年齢の無視
二 性別の無視
三 学歴の無視
四 職歴(経験)の無視
五 募集の無視

就職活動においても「適者生存の法則」が生きているのです。プロのキャリア・コンサルタント/プロのキャリア・カウンセラーを目指す読者のみなさん、前号と本号で「セルフ・マーケティング」の行動を促進する真因を理解することに至ったと思います。クライアントが次に取るべき行動は、「入替え作戦」を主体的に仕掛けることです。入替え作戦とは何か?中小企業オーナーは、いつも社員のコスト(給与/年収)とパフォーマンス(貢献度)を比べており、今いる人材をもっと働いてくれる人材と取り換えたいという欲望を持っています。この「入れ替え」需要を狙って、「会って直接話を聞いてみたい」と思わせるような履歴書・職務経歴書と入社を熱望する添え状(DM)を直接送りことです。
また、まだ求人を出すには早いが先行き増員予定があるとか、数か月先に退職予定の社員がいるという可能性も多々あります。このルートは、誰もが目にする顕在求人情報ではないので、競争のない就職活動が出来ます。DM発送先は、あなたがやりたい仕事がある会社、あるいは新規に事業開始の予定がある会社であればどこでもいいのです。TVコマーシャル・新聞広告・各社のホームページ・ビジネス誌・業界紙・見本市・展示会・商工会議所など、情報は様々な経路から得ることができます。
DM発送後は必ず電話を入れ面接予約をとりましょう。

■【DM発送後、応募者側から必ず電話を入れなければならない理由】
DMによる売り込みは、潜在する求人ニーズを顕在化させる「知る人ぞ知る」有効手段です。オーナー社長のもとへは毎日何通ものDMが送られてきます。都度、社長は真剣に履歴内容を読んでいます。応募者はタイミングを計り、面談の申し込みをすべきですが、ほとんどの場合、応募者は電話をかけてきません。ひたすら、社長からの連絡を待っています。
しかし、待っていても電話は決してかかってくるものではありません。プロのキャリア・コンサルタントやプロのキャリア・カウンセラーがクライアントを支援し制作したマーケティングツールはきわめて競争力があります。受け取った社長は、「これほど力のある人材はうちの会社なんかに来てくれるはずがない。自分から電話して断わられてまた恥をかきたくない。相手から会いたいと言ってくるまで、書類は手許に持っておこう」と思い、書類はそのままにしてあるのです。
なぜこのようなことになるのでしょうか。
DMはたくさんの会社に送っています。応募者の立派な履歴書・職務経歴書をみて是非会いたいと社長が電話すると「お陰さまで、他社に決まりました」と言われた経験がこれまで度々あるからです。それが分かっているので、社長のほうから電話をかけてこないのです。電話は、必ず応募者からしなければなりません。

■【DMの発送日】
毎週金曜日夜、投函してください。翌週月曜日午前中に社長の手許に着くようにするためです。定期的に投函してください。一回に20通発送してください。再就職先を決めるまで、毎週休まず20通を送り続けてください。

■【電話をかけるタイミング】
翌々週の火曜日午前中に社長あて電話をしてください。55歳のビジネスパーソンの場合、20通に一件は面談のチャンスがあると考えます(これまでの支援経験の実績より)。面談できれば80%の確率で内定を取ることが出来ます(これまでの実績より)。
たくさんの履歴書の中から社長はこの人こそ当社を発展させてくれる人材だ、自分の右腕にもなってもらえそうだと大きな期待を持って面談に臨んできます。書類をまだ見ていないと言われた場合は次の週、再び電話してください。多くの社長と面談し、数社から内定を獲得し、この中から自分の生涯キャリアビジョンの実現に最も相応しい条件を備えている会社を選び入社を決めてください。

【次号につづく】

■他に類を見ないノウハウ・卓抜したスキルを修得しライバルに圧倒的な差をつけよう!
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■自己開発・新ビジネス創造のために、以下8種類の「ブログ」の併読を勧めます。

【竹内 和美先生のブログ】
「コーチング事例集」
定期更新日:毎月第1月曜日/第3月曜日

【土居 砂智子先生ブログ】
「どこも教えない就職活動のヒント」
定期更新日:毎月第2月曜日/第4月曜日

【下枝 美千代先生ブログ】
「プロが語るキャリア・アップ転職」
定期更新日:毎月第2水曜日/第4水曜日

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白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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