ブログ第11号/新シリーズ「こうすれば、キャリア・アップ転職は成功する(2007年問題への処方箋)」

人材ビジネスで成功するヒント

ブログ第11号/新シリーズ「こうすれば、キャリア・アップ転職は成功する(2007年問題への処方箋)」

団塊の世代の定年退職者が大量に出始める2007年問題にキャリア・カウンセラーとして、どんな商材と新サービスを提供すればヒットするか、現役のキャリア・カウンセラー/キャリア・コンサルタントの方々は、強い関心をもっていると思います。ヒット商品を開発できれば、一挙に日本一のキャリア・カウンセラーになることが出来ます。白根陸夫は、こうなるであろうと予測し、すでに「一億人の就職道場」を立ち上げています。そんなことを言ったって、以前から中高年齢者の再就職は困難だと言われてきたのに、いまさら、中高年齢者を対象とする再就職支援のノウハウなど考えられないというキャリア・カウンセラーが殆どなのを承知しています。白根陸夫は、「可能な限り短時間で、可能な限り良質の仕事に就くこと」をキャリア・コンサルティングのモットーにしています。「考えを変えると、行動が変わる」のですが、この課題のアプローチも同じです。解決策(ノウハウ)は、人の考えることと逆のことを考え、行動すると当たるのです。団塊の世代とは、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)に生まれた層を指し人口は約700万人です。この世代の定年退職による労働力不足の影響を「2007年問題」といっています。700万人の就業率を70%とすると、490万人となります。就業人口が6300万人ですので、そのうちの8%程度が労働市場から姿を消すことになります。他方、新卒者(90万人)が労働市場に投入されますので、実質的には、490÷(6300+90)=7.8%となります。新卒者や若年層・中堅層と比べて長い経験で蓄積され培われた職務遂行能力において圧倒的に力のあるベテランの退職による影響は、単に数字上の影響をはるかに超える深刻なダメージを企業に与えると考えたいものです。この深刻なダメージを回避するために企業において、職種と採用人材の要求品質レベルと人数が具体的に明確になれば、求人募集として公開されることになります。問題は、定年退職者が自身の有する職務遂行能力がどの程度のものかを自身では評価できないこと、および求人企業の探し方と売り込み方がわからないことの二つといえます。この課題をキャリア・カウンセラーが支援することによって解決することができれば、素晴らしいことです。さらに、キャリア・カウンセラーが公開前の求人情報の入手ノウハウを教えることができれば再就職はかなり身近なものになるのです。「一億人の就職道場」がどのようにつくられているか次号以降、わかりやすく解説していきますので、商材開発のヒントになれば幸いです。次号に続く。

白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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