第13号/「キャリア・アップ転職は成功する」 その−2:あなたの「ウリ」の見つけ方
「ウリ」とは何かですが、いうまでもなく、経営者が期待する「職務遂行能力」を当人が保有し、これを発揮し実績を上げていることです。実績とは、仕事を通じて、利益を上げていることです。私は「職務遂行能力」があります。この言葉は、日頃誰でも使っている言葉ですが、誰でもいっているからこそ、誰も信用しません。自身の保有する「職務遂行能力」がどの程度のものかセルフチェックしてみてください。これから、中小企業オーナーの悩みを12問出題します。これまでの仕事経験の過程で培ったあなたの職務遂行能力がどの程度のレベルにあるかはっきりと認識することができるでしょう。新しい職場では、自分の仕事の専門外だったから判らないでは通らないのです。自身のこれまでの成功体験に基づいて正解を考えなければならないのです。1問につき、200文字、10分間で記述してみてください(面接で答えれば3分です)。1.優秀な人材を採用するのが難しい。2.売上が計画通り伸びない。3.価格競争への対処を迫られている。4.収益率が改善されない。5.有能な経営幹部がいない。6.高齢の従業員が多い。7.従業員の教育・育成に手が回らない。8.事業後継者がいない、又は育っていない。9.業績不振のため、資金繰りが苦しい。10.後継者の年齢が若く、経験が不足している。11.将来の見通しが立たない。12.事業の拡大や多角化が出来ない。さあ、どうですか。これらの難問に対して、自信をもって答えることが出来たでしょうか。答えることのできた人が、ウリがあって、答えられなかった人は、ウリがないということになります。ウリがない人と思った人はがっかりすることはありません。12の課題は、誰でもこれまでの仕事経験の中で、考え且つ実行し、成果を上げてきたことばかりです。回答のために、十分な時間を取れば誰でも、自身が正解と考える記述ができるものなのです。恐らく、1問につき90分の時間をかければ、誰でも中小企業オーナーを納得させることの出来る解決策を考えられるものなのです。これで、白根陸夫がキャリア・アップ転職の準備は、「早ければ、早いほど良い」ということがお分かりいただけたと思います。さらに、あなたのキャリア・アップ転職活動を全面的に支援するプロのキャリア・カウンセラーが傍にいて、的確なアドバイスを受けることのできる体制があればどんなにか心強く、万全です。「キャリア・アップ転職」を誰にも実現してもらいたいという白根陸夫の熱い思いを実現する仕組みが「一億人の就職道場http://www.careerbrain.jp」です。次号は、「万人を納得させる、業績記述とは」です。お楽しみに・・・・・。
白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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