第68号「改正高齢者雇用安定法施行を機に・・・<2006年1月度営業会議の報告>

人材ビジネスで成功するヒント

第68号「改正高齢者雇用安定法施行を機に・・・<2006年1月度営業会議の報告>

改正高齢者雇用安定法施行に伴い、中高齢社員の「キャリア開発研修」がこれからブームになります。従来の「キャリア開発研修」をどのようにすればより実用的なものになるかを考えてみましょう。研修受講者の現有の職務遂行能力とパーソナリティ(性格、資質、志向性)を評価するために事前にアセスメントテストを実施し、客観的な評価を本人に知らしめた上での研修受講が望ましいと考えます。最近、適当なアセスメントが開発されました。毎月定例開催の営業会議の1月度の報告です(主宰者:白根陸夫)。
1月16日(月)18:30〜20:50まで、渋谷教室にて開催されました。久しぶりの開催とあって、20名超の卒業生と、クライアントのみなさまが参加されました。活発な意見交換、質疑応答も相俟って参加者各位には、満足感をもってお帰りいただくことが出来ました。
テーマは、「中高齢者コンピテンシーアセスメント」と「若手社員コンピテンシーアセスメント」の活用ノウハウの修得です。開発者(人事コンサルタント)ご本人を招き両アセスメントテストの設計思想と評価項目の構成、テスト結果の解説を受けた後、従来からの商材であるキャリア・ブレーンの「キャリア開発研修」に両テストをどのように活用することによって、既存の「キャリア開発研修」を高付加価値化し、競合との差別化を図ることができるかを参加メンバー全員で考えました。
最終的はクライアントが評価することになりますので、結論が出ることではありませんが、少なくとも既存のプログラムの欠陥である客観性を欠く自己認識に立脚した研修では、実施効果がうすいことは理解できました。
すなわち、研修の最終成果物が、職務遂行能力の評価基準や到達目標のはっきりしない状況下での自己開発計画の策定では、大海であてのない航海をするのと同じで研修効果は小さいものになってしまうということです。
両アセスメントは、これまでの「キャリア開発研修」のもつ欠陥部分をカバーするだけでなく、研修参加者の自己開発目標すなわち職務遂行能力の向上・強化のための指標が明確になり、計画自体が精緻に策定できるとともにムダのない進捗が可能になることによって早期に望み通りの品質レベルまで到達することができるようになると考えます。
これからの「キャリア開発研修」は、両テストを事前に実施し、その結果に基づいて研修を進めることが望ましいと考えました。研修効果の向上と高付加価値化に有効なツールと確信しました。当日の資料は郵便切手をお送りくだされば、資料をお送りします。組織に属されている方、独立自営の方(将来目指す方を含む)は、自己研鑽のために本資料を活用されることをお勧めします。詳細は、白根陸夫(E-mail: shirane@cb-tokyo.co.jp)までお問合せください。次号に続く。



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

講師プロフィールを見る

« 第67号「白根陸夫誕生日記念写真」 | どこも教えない転職活動のヒントのトップへ | 第69号「労働新聞」第2570号掲載記事「高齢者のウリは年齢でなく<機能>」 »

トラックバック

http://careerbrain.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/584

カレンダー
2006年01月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最近のエントリー
最近のコメント
最近のトラックバック