潜在的ニーズへのアプローチ方法について2

どこも教えない転職活動のヒント

潜在的ニーズへのアプローチ方法について2

今回も潜在的ニーズへのアプローチ方法についてお話しします。

■潜在的ニーズへのアプローチ法
2.DM(ダイレクトメール)の送り先の決定
その会社で「何ができるか」「何をしたいか」を確認(自問自答)。
自分のウリにつながる職種・仕事・新規事業があるかの調査。
 ↓
読ませたい相手を決め、手紙の送り先を決める。

DMを「誰に送り、誰に読んでもらうか」は極めて重要なポイントです。採用についてのキーパーソンに読んでもらうための工夫をしなければなりません。
「採用は人事部が行うもの、直接社長に送っては組織を無視して失礼になる」といった謙虚さは必要ありません。顕在したニーズ(求人広告)への応募ではなく、潜在的なニーズの掘り起こしを行うのですから、中小企業の場合は代表取締役社長宛てに氏名を明記し、「履歴書在中・親展」とした上で送付します(社長の氏名がわからない時は、電話をして聞き出すこと)。
そして、「一番読んでもらえるタイミングを選ぶ」ことも重要です。すなわち、金曜日の夜に発送し、翌々週の火曜日午前中に社長にフォローの電話をいれるのがベストです。そうすると翌週の始めには着き、その週のうちに社長の目に留まり、さらに多忙な月曜日を避けて火曜日に電話をかければつながる可能性が高くなります。

ある程度以上の規模の会社に送付する場合は、直接社長に送付すると秘書の手で社長の確認を経ずそのまま人事部に回されてしまい、社長の目に触れないことがあります。かといって余り低い地位の社員に送付すると、受け取った人は対応の仕方がわからず、単なる売込みとしてまじめに対応してもらえない、あるいは求職者が自分の地位を脅かすものだと考えて闇から闇に葬ってしまうこともあり得ます。社長に直接送らない場合には、潜在的な採用についてのキーパーソンになりうる人、例えば取締役営業本部長、取締役事業本部長、取締役開発本部長、取締役人事部長に送ります。
なお、会社調査には各種会社要覧・ホームページ等を利用するとよいでしょう。

以上、DMの送り先についてのポイントを押さえていただけましたでしょうか。次回はDM送付後のフォローについてお話します。

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