転職希望条件を設定しましょう
希望条件設定も転職活動事前準備のひとつです。
転職活動を始める際に、自身が希望する諸条件は明確になっているでしょうか。自分なりに描けているという方でも、きちんとしたフォーマットを用意して実際に書き出しているという人は少ないのではないでしょうか。その点を今いちど確認しておきましょう。
いくら早く仕事に就きたいと思ってはいても、仕事なら何でも良いというわけにはいかないでしょうし、たとえその時はそう思っていても、納得しないで再就職すれば、こんなはずではなかったと後悔や不満がでてくることも多いでしょう。条件を明確に設定しておくことで、そういう事態も防ぐことができます。
企業は採用にあたって、まず、求める人材像・条件を明確にします。求職者側も希望する条件を明確に設定しておくことで、企業の求める人材像と自身の希望する内容とのマッチング・判断がしやすくなります。面接では、企業が採用したい人材条件を基にして、その条件に該当する人材か否かを確認するため、様々な質問をします。求職者側も自身の希望条件が明確になっていれば、YESならYES、NOならNOと、即座に明快にしかも落ちついて答えることができます。
では、転職希望条件はどのように設定していけばよいのでしょうか。
必要な主な12項目を挙げておきます。
①記入年月日
②仕事内容
③雇用形態
④会社の規模
⑤希望する収入
⑥残業の有無
⑦希望する勤務場所
⑧入社希望時期
⑨希望する通勤時間
⑩入社後の転勤
⑪60歳以降の勤務
⑫その他の希望条件
以上の内容をエクセルなどで記入フォームを作成しておきます。各希望条件項目について、スピーディーに記入しやすくするためにも、回答項目も(アンケートのように)あらかじめ用意して選ぶ(チェックを入れる)ようにしておき、なるべく書く文字を少なくするようにしておくとよいでしょう。次回は上記12の項目について補足を加えます。
土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ
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