転職希望条件を設定するときのポイントは(前編)

どこも教えない転職活動のヒント

転職希望条件を設定するときのポイントは(前編)

全体的なポイントは5つ

転職希望条件を作成する際の主なポイントは、①率直に書き、決め打ちをしない②随時見直す③条件に幅を持たせる④家族ともよく相談する⑤優先順位を明確にする の5点です。

①率直に書き、決め打ちをしない
転職希望条件を初めて作成するときは、最初から条件を下げすぎたりしないこと。自身の希望を率直に書き出して、自分が望む方向性を把握します。また、「絶対にこれしかない」などと決め付けずに、最初は幅広く弾力性を持たせた条件を設定することで、求人情報も得やすくなります。入り口を広くしておき、転職活動の中で得る様々な情報や体験とともに、徐々に絞り込んでいけばよいのです。

②随時、見直す
最初に作成した希望条件で、求人情報を集めて応募するという転職活動をスタートさせていくうちに、希望条件の見直しをする必要が生じてくるはずです。希望条件は状況に応じて随時、見直し、作成し直すもの、と捉えておきましょう。実際に行動する中で、様々な気づきや、実感を伴った具体的な情報を得て、考え方や希望にも変化が生じるはずです。現実に、より即したものに修正する必要性を感じたら、もう一度作成してみましょう。見直しの目安は転職活動開始1ヶ月程で、その後も1ヶ月毎に見直すようにします。

③条件に幅を持たせる
ここでいう幅は、「MUST条件」と「WANT条件」に分けて考えてみるということです。最低限これだけは満たしたい、譲れないというものが「MUST条件」。一定の範囲内であれば譲歩できるものが、WANT条件。通勤時間は30分以内が希望だが、60分以内までなら妥協できる、というのであれば、その通勤時間はWANT条件です。どんなに頑張って転職活動を続けてもMUST条件が一致しない時は、「転職しない」という選択肢と比較し、どちらが自分にとって譲れないことか検討し直します。どうしても転職せざるを得ない事情がある時は、MUST条件であっても、譲歩して見直すことも必要です。
 
残り2つのポイントについては次回をどうぞお楽しみに!

土居 砂智子土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ

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