転職希望条件を設定するときのポイントは(後編)

どこも教えない転職活動のヒント

転職希望条件を設定するときのポイントは(後編)

全体的なポイントは5つ(後編)

転職希望条件を作成する際の主なポイントは、①率直に書き、決め打ちをしない②随時見直す③条件に幅を持たせる④家族ともよく相談する⑤優先順位を明確にする の5点です。

前回は①〜③について書きましたので、今回は残りの④・⑤についてです。

④家族ともよく相談する
意外に見落としがちで、後日問題になるのが、「転職条件について家族とよく相談する」という点です。転職について相談してはいても、細かい条件については相談できていない場合があります。内定をもらった後に求職者から辞退するケースは、家族の反対が理由となる場合が多いのです。
せっかくの努力を無にせず、また求人企業に迷惑をかけないためにも、勤務条件のうち、給与や勤務地など、家族にも大きな影響がある条件については、事前によく相談して決めておきましょう。

⑤優先順位を明確にする
転職希望条件の中でも、希望する業界や職種など、1つの条件内で複数の候補がある場合は、優先順位を明確にしておきましょう。 例えば職種は営業を希望している場合、第1希望がメーカーの営業、第2希望は家電量販店での販売、第3希望が営業管理、というように、より具体的に考えて、さらに優先順位をつけます。条件をより詳細に具体的に考え出し、優先順位をつけておくことで、求人条件を探しやすく、また応募先を決定しやすくなります。

次回は、転職希望条件の中でも特に重要な「雇用形態、給与、勤務場所、職種」について、考え方のポイントに触れていきます。

土居 砂智子土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ

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