転職希望条件のうちの「職種」について考えてみましょう。

どこも教えない転職活動のヒント

転職希望条件のうちの「職種」について考えてみましょう。

考え方のポイントは?

職種というのは、営業、経理、人事など、企業の中で担当する仕事の種類のことですが、大半の方が今までの経験職種を転職時にも求めることと思います。一方で、未経験でも興味のある職種に今度こそ就きたいと願って転職活動をする方や、職種には拘らず少しでも条件の良いところに早く転職したいと考える方もおられると思います。いずれにしても職種は、転職を考える際に重要な条件の一つです。経験職種・希望職種が一つしかない場合、なかなか希望する求人案件に出会えないこともあります。少し幅を持たせて3つ程、希望職種を考えておくとよいでしょう。

 希望職種を決めていく方法として、①経験業務から考える②適性チェックをしてみる③自己分析④タウンページの活用の4点から考えてみましょう。

経験業務から考えるということですが、今までの経験業務を分析して経験職種の幅を広げる(観点を増やし、切り口を広げる)ことがポイントです。経験した業務を時系列に振り返り、担当年数・実績・貢献度などの点について詳細に書き出します。その内容をじっくり読み返し、共通項でくくること。それが専門分野になります。経理しか経験がないといっても、新人経理マン・ウーマンの教育に長年携わっていたり、社内横断的な人材能力開発チームに加わっていたりすれば、人事部経験がなくても「人材育成」という経験分野を持っていると考えられます。この作業の中で、経験年数が長い、実績が多い、やりがいを感じた、自分でも適性・興味を感じる等の観点が見えてくるはずですし、それを探していくことで、希望職種を絞ったり広げたりができます。経験職種・希望職種が多すぎる方は、ある程度絞り込む必要がありますし、一つしかないと思っている方は、広げていくことができる作業です。一つの職種でも、多様な要素を含んでいることや多彩な業務を経験してきたことに改めて気づけることが大切です。

(次回に続きます。)

土居 砂智子土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ

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