自身の持っている人脈を整理しましょう⑥

どこも教えない転職活動のヒント

自身の持っている人脈を整理しましょう⑥

これも転職活動事前準備のひとつです

人脈に関しての記事は今回で6回めになります。「6」にちなんで「6次の隔たり」について触れて「人脈」というテーマの締めとしたいと思います。

米国の心理学者ミルグラムが行った有名な社会実験の結果のひとつ、「6次の隔たり」については、2年ほど前の朝日新聞に勝間和代さんも次のように書いています。

「6次の隔たり」という概念があります。これは、さまざまな社会実験の結果、私たち一人ひとりは、間におおむね6人の知り合いを介せば、世界中のほとんどの人とつながり、間接的に知り合いになれるということです。」
「私たちがたった6人を介するだけで多くの人とつながるのであれば -中略- 利己的だったり道徳心に欠ける行動を慎みたいですし、逆に自分ができる貢献はどんどんするべきだということを『6次の隔たり』は教えてくれています。」

この「6次の隔たり」について、勝間さんの記事を読むより以前に経済誌のコラムを読んで知りましたが、「世間は狭いというけれど、こういうことだったのだ」と思うと同時に「人脈は手繰り寄せられるもの」ということも再認識しました。本当に必要な時に必要な人と出会いたい、ということはいくらでも可能だということです。たとえ雲の上のような存在の人であっても、本気であれば必ず知りあえるということ。転職活動においても、この概念と事実は大いに役立てられるはずです。自身の人脈を整理し、WINWINの関係を念頭において新たな人脈も作っていくことは転職活動においても大切なことだと、今までにもご紹介してきました。「6次の隔たり」について、勝間さんが展開している内容とともに、「人脈は手繰り寄せることができる」ものでもあることを、転職活動の際にも思い出していただきたいと思います。もちろん、知り合いの知り合いというように手繰り寄せて実際に紹介をしていただくためには、様々な事前の準備と熱意が必要であることは言うまでもありません。

土居 砂智子土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ

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