転職活動の流れを整理していきましょう
まずは自己分析について考えてみましょう②
今回からは、前回に少し触れた自己分析の8項目についてです。
転職活動に必要な自己分析とは、自身の経験や能力、価値観の棚卸を行い、そこから「自分の売り・強み」を再発見して自信を持って、自分を売り込むことにつなげるものです。
その主な項目として
（１）職務経験の棚卸（２〜3時間）
（２）研修受講履歴 (30分)
（３）売れるキャリアの抽出（1〜2時間）
（４）性格と行動特性（1時間）
（５）興味の棚卸（1時間）
（６）価値観の棚卸（30分）
（７）天職探索（30分）
（８）自己開発計画策定（1時間）
の8項目があります。いずれも、充分に時間をかけ詳細なものを作成できれば良いですが、上に挙げた各項目の時間をめやすに、まずは、全体をざっくり作成してみる、その中からコツをつかむことも大事です。
自己分析作業では、①集中して取り組むこと ②具体的・詳細に書く ③書きやすいものから始める ④必ず見直して加筆修正する、という4点に注意して取り組んでください。
特に（１）〜（４）は、応募書類に反映させる材料ですので、できるだけ詳細に書きだしておきましょう。
一通り作成してから、（１）〜（４）を再度、入念に作成しても良いでしょう。いろいろな項目に取り組むうちに、記憶が刺激されて思い出すことも出てくるからです。
手帳や業務日誌、辞令、研修資料など、思い出すための材料として事前に用意しておくと正確に詳細に書きだせます。各項目のフォーマットを自分でエクセルなどで作成したものを出力して、そこに手書きをしていくと、全体を眺めつつ手書きによる刺激を受けて思い出しやすくなります。
パソコンで直接入力する方が考えやすいという方は、それでもかまいません。
次回からは、各項目の内容について触れていきます。
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土居 砂智子（どい さちこ）
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ
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