7、今までの業務経歴を整理する(時系列)
(4)貴方の「実績・貢献度」を最大限に表現するポイント
「転職活動は一番力のある者でなく一番準備した者が勝つ」と言われています。
前回は「時系列職務経歴書」の作成のポイント
②時系列と言っても何時から記入し始めたら良いのでしょうか?
③何をどのように整理・分析したら良いのでしょうか?
のお話をしました
今回は転職先が最も知りたい、しかも必要としている貴方の最大限の「売り」すなわち「実績・貢献度」をどのようにアピールするか?をお話ししましょう。
(4)貴方の「実績・貢献度」を最大限に表現するポイント
「実績・貢献度」は貴方の最も売りたい部分です。今までやってきた仕事の中身ではありません。最も「自分を売り込める材料」となるものです。
転職先のキーマンが貴方の「実績・貢献度」を読んで「なかなかの人物のようだ?この人なら一緒に仕事をしてもいいかな?この人にちょっと会ってみたいな?」と思ってもれえるかどうかにかかっています。
*まず自信をもって記述することです。
自信は履歴書、面接にも大いに影響します。
自分が転職先にキーマンだったら興味をもってもらえるか?を中心に考えます。
*部下、プロジェクトチームの業績は全て自分の業績とします。
チーム、部下等の実績は貴方の指導・統括の下で達成されたものです。
遠慮するはありません。すべて貴方の実績です。
大風呂敷はいけませんが「高品質な風呂敷」は大いに広げましょう。
*具体的成功体験を数値化し客観的に転職先のキーマンに訴えます。
その切り口は品質、コスト、数量、時間、人数で捉えていくのが良いでしょう。
*まず気軽に思い出したことを沢山書き出す事が大切です。
その中から「自分の売り」を簡潔にまとめます。
⑤「実績・貢献度」(貴方の売り)の具体的記入方法。
1、「貴方の売り」(実績・貢献度)に気づくヒント。
*まず直近から時系列に思い出し、実績をすべて書き出す。
自信持って書き出す。
チーム、部下、プロジェクト等の仕事は全部自分の仕事として捉える。
どのような細かい仕事(業績)でも全て書き出す。
*人に言えるほどの「実績」がないと思い込んでいる人のために
もう全部、時系列に思い出してしまったと思い込んでいる人。
なかなか思い出せない人。
ずっと同じ仕事をしていてこれと言った実績など無いと思い込んでいる人
自分を表現するのに自信の無い人。
以上のような人でも立派な「実績・貢献度」をもっていらっしゃいます。ただそれに気づいていないだけです。
自分自身にしっかり向き合って自問自答していくと気づくことが沢山あります
以下の質問に答えてみてください。そして時系列(直近から)にすべて書き出してみてください。
必ず売りに出す価値にある貴方の「実績・貢献度」が見つかります。
Q1 自分なりに「よくやったなあ!」「自分をほめてあげたいこと!」はなんですか?
Q2 上司、仲間等から「誉められたこと」「認められたこと」はなんですか?
Q3 他人から「感謝された事」「ありがとうと言われた事」を思い出したて下さい
その答えの中に必ず「自分を売り込む」ことの出来る貴方の「実績・貢献度」があります。
転職活動は自分の「実績・貢献度」を相手が必要とする部分を分かり易く表現し自信持って「売り込む」活動です。
次回は転職先のキーマンが「なるほど!大したものだ!」と納得し、あなたに興味をもつ表現方法をお話します。
お楽しみに!
井口隆三郎プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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