自身の持っている人脈を整理しましょう④
これも転職活動事前準備のひとつです
今回は、「人脈を整理するにも、ほとんどいない。思い出せない。」そのように思い込んでいる方のために、思い出し方について考えてみます。ここであげた方法がヒントになって「自分ならではの新たな方法」も思いついて頂けると嬉しいです。
「年賀状」や「名刺」を使って思い出す方法は、多くの方が最初に思い浮かべるはずです。最近ではフェイスブックなどSNSツールを上手に使う人も多いかもしれませんね。
他にも住所録、携帯電話やPCメールのアドレス帳、受信メールなどでも探せます。近年は社員名簿を作成・配布しない企業も多いですが、過去のものでも持っていれば、思い出すための参考にできます。
手帳、日記帳、町内会・自治会名簿、学校卒業者名簿、同窓会名簿、加入団体名簿、PTA名簿、写真アルバムなども使えます。写真アルバムは、昔の自分や友人の姿を見て、懐かしく思うことで様々なエピソードも思い出すことでしょう。そのエピソードが刺激になって、次々と「こういう人もいた。」と思い出すきっかけにもなります。友人・知人と実際に会ったり、電話で話したりすることも方法の一つです。いろいろと話す中で思い出せる人も出てきます。「できるだけ多くの人を思い出そう」という意識をしっかり持って話すからこそ、思い出せるのです。
思い出しても連絡先や方法がわからない人ばかりだと思っても、まずは多くの人を思い出すことが大事です。連絡方法は探せます。量を可能な限り多く出す。そして分類・整理する。量が多ければ、そこから必要な「質」へ移行できます。人脈に限らず何かをリストアップしていく場合は、まずは「質より量」。絞り込む、深堀りする、高める、という段階で「量より質」に移していくことができます。量があるからこそ「良質」の結果に繋げられます。
「就職先を紹介してもらえる人などいない」と思い込まずに、柔軟体操・準備体操と思って「気軽にまずは思い出すこと」に挑戦してみてください。
土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ
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