転職活動の流れを整理していきましょう

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キャリアビジョンに向けた「自己開発計画」の策定

前回に引き続き自己開発計画についてです。
自己開発計画の長期計画は、10年後にどういう自分でありたいかということを具体的に決めることから始めます。たとえば、10年後にキャリアカウンセラーとして独立したいのであれば、それを「10年目」の「到達目標」の欄に書くわけです。その実現のために、1年目の到達目標はどうするか、2年目は・・・・と順次考えていきます。そのために必要な資格取得や、どのような経験をどのくらい積むのかなどを、その年の「能力開発」欄に「個別相談業務の経験を積む。目標毎年50人」というように具体的に書いていきます。「ライフイベント/経済設計」欄は、家族や自分の節目やそれに伴う必要経費、自分自身の能力開発に必要な費用などを書きます。このように、キャリアビジョンに向けた自己啓発目標を設定し、自己開発計画を策定する際は、次のようなことがポイントになります。

①ライフイベント・経済設計を視野に入れて無理のない計画を立てる
②具体的に書く
③できるかできないかを考える前に、まず書き出してみる
④見えるところに貼るなどいつも視野に入れる工夫をする
⑤必要に応じて見直し、修正する

必要に応じて見直し、修正したり書き直すためにも、エクセルでフォーマットを作成して未記入用紙を用意しておくと良いでしょう。もしくは、専用のノートを1冊用紙して「自己計画開発計画ノート」としても良いでしょう。ノートの場合は、左ページに「自己開発計画(長・中・短期)」を記入し、右ページには、まず1年目の目標実現のための行動を月単位の計画に落とし込みます。目標の内容によっては、次のページに週単位、日単位に細分化することで更に実行しやすいものになります。月単位・週単位・日単位の計画は、10年分を一度に立てるのではなく、毎年、その年度の実行計画として見直しと修正も兼ねて作成することで、より現実的な計画内容にしていくことができます。

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土居 砂智子土居 砂智子(どい さちこ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
認定エグゼクティブ・コーチ

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