第191号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(6)

人材ビジネスで成功するヒント

第191号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(6)

■「人材コーディネーター」からスタートして人材派遣業で独立開業するには!

「独立開業以来12年、ただいま盛業中の白根陸夫ならこうする!」という考えを公開します。

「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座」から大勢の卒業生が巣立っていきます。志を抱いて受講し、これが大志となって実践の現場に出て行かれます。

以前にも増して独立開業を目指す卒業生が目立ちます。

当然、独立開業の分野を人材ビジネス業界と考える卒業生が多くおります。その中で、人材派遣業を考えた場合、どのような方向性があるでしょか。

この事業で利益を確実に確保するノウハウは「人材コーディネーターの機能」にあるということを前号までに理解されているはずです。

人材派遣業で成功するには、「稼げる人材コーディネーター」にならねばならないのです。

そのために修得すべきノウハウ・スキルは?・・・・。

メンタル分野のノウハウとコンサルティング分野のノウハウを修得しなければなりません。

メンタル面で修得すべき必須のノウハウが二つあります。
すなわち、?@キャリア・カウンセリングと?Aコーチングです。

「キャリア・カウンセリングとは、個人の能力・適性・関心・価値観を現状の段階まで把握した上で、生涯にわたるキャリア(仕事経験)形成を設計し、将来への自己啓発を含む能力開発プランを立てるために、専門的見地から助言・アドバイスする仕事をいう」と定義されます。

一方、「コーチングとは、一口でいうと、対話を通じて意識を高め、潜在能力を引き出すコミュニケーション法といわれます。詳述しますと、『相手が望んでいる目標があり、その目標を自ら達成できるように、相手の持っている個人的な特性と強みを活かして、相手がその能力と可能性を最大限に発揮することを目的として、相手を自ら考えさせ行動を促すために、相手の取るべき手段を引き出すためのコミュニケーションサポート(手段)』です」。コーチング・スキルを修得していれば、人と人の関係において、あらゆる場面で大きな力が発揮されます。

人材コーディネーターは、人材派遣会社で、登録スタッフの募集・登録・キャリア評価・教育・育成・派遣先ニーズとのマッチング・スタッフのコスト管理・定着指導・クレーム処理などの管理全般を一手に担当します。時には、登録スタッフを派遣先企業へ売込む営業活動も併せて担当します。

つねに生身の人間と相対する仕事、とりわけ生涯キャリア形成に強い関心をもつ派遣スタッフを対象とする人材コーディネーターの仕事には、キャリア・カウンセリングのノウハウとコーチングのノウハウが不可欠であることが理解できたと思います。

次号に続く。 白根陸夫記




白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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