第22号 はっと気がついたのです。これでは人と同じだ。差別化を実現する戦略とは?

人材ビジネスで成功するヒント

第22号 はっと気がついたのです。これでは人と同じだ。差別化を実現する戦略とは?

キャリア・コンサルタント独立開業への途(その4)
前号では、「はっと、気が付いた、これでは人と同じだ」と独立開業5年目にして気づいたと書きましたが、実は周到な準備をしていたのです。「品質評価しにくいサービス」を売るに当たり、同業者と同じように考え、同じように行動していたのでは、そのサービス価格(私たちの場合は、一時間当たりのカウンセリング料金ということです)は、市場の需給関係で決まるとうことは誰でもわかります。他人との差別化が不可欠ですが、では白根陸夫がいうところの「差別化」とはどうしたら実現できるのでしょうか。独立開業で成功する唯一の途は、キャリア・カウンセリングをベースにした「商品やサービス」を独自に開発し、これを「独自の販売ルート」を創出し自らの努力で売ることです。こうしてこそ、差別化が実現できるのです。独立開業のキャリア・カウンセラーは、自身の「商品やサービス」を「キャリア・カウンセリング」に限定していると、つねにマーケットにおける需給関係で決まった金額(時間当たり単価)と自身の持てる時間(一日のうちでキャリア・カウンセリングに充てることの出来る時間)の範囲内でのみの事業計画しかできないことになります。どんなに努力しても二つの物理的制約条件から、飛躍は出来ません。さて、独自の販売ルートの創出は、努力すればできるでしょうが、独自の商品やサービスの開発は努力だけでは出来ません。これには、「経験と知識とマーケットを先見する感性」が必要です。経験と知識の豊富さはその質と量において「早く習得/修得した人が、おそく習得/修得する人に必ず勝つ」ことができます。白根陸夫のブログの読者のみなさん、白根陸夫が独自の「商品やサービス」の開発の原動力になっている「経験と知識」をどのように形成してきたかをこれから紹介します。だれでも、自身のキャリアの方向性(キャリアビジョン)を確定し、到達戦略を立て、毎日努力すれば(戦術を立てこれを実行すれば)、必ずキャリア・カウンセラーとして将来独立開業したときに、他人と差別化するための、独自の「商品やサービス」の開発力が知らず知らずに形成されるということを理解していただきたいと思います。人より一日も早く、このことに気づき、そく実行していただきたいと思います。次号からしばらくは、「私の40年に亘るキャリア形成」を連載します。ご期待ください。



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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