第28号 キャリア・コンサルティング機能を活用したサービスを開発し、ヒットさせるコツ(その1)

人材ビジネスで成功するヒント

第28号 キャリア・コンサルティング機能を活用したサービスを開発し、ヒットさせるコツ(その1)

「私の40年に亘るキャリア形成」を5回連載してきました。独自の「商品やサービス開発力」は、ブログ読者のキャリア形成の中で、すでに十分培われているということが実感できたと思います。独自の「商品やサービス開発力」は独立開業の前提条件です。十分な自己分析をすることによって誰でも他人にないウリを見つけることができるのです。社会人経験が短いから見つけられないと考える人がいますが、そんなことはありません。一日の仕事を振り返ってみて、一時間単位で分析してみる。一日単位で分析してみる、一週間単位で、一ヶ月単位で、三ヶ月単位で、六ヶ月単位で、一年単位で振り返ってみるとどれだけ多岐に亘り、多様な仕事をこなしてきたかが分かります。この中にあなたのウリを見つけてください。キャリア・コンサルティング機能を活用したサービスを開発し、ヒットさせるコツですが、別に難しいことではありません。自分の得意分野の仕事にキャリア・コンサルティング機能を付加すればよいのです。すべての対面の仕事はこれに当たります。職場における上司と部下の関係、販売業務における顧客と販売員の関係、修理現場における依頼主とサービス担当者との関係、学校における先生と生徒の関係などです。これでは漠然としていて的が絞り込めません。ついで、自分の活動分野を特定していくとどうでしょうか。性別、年齢層別、業界別、業種別、職種別、地域別、顧客別、職種の中での専門別、そして経験年数など詳細に絞り込んでいくと誰でも日本で唯一の人になることができます。その人がキャリア・コンサルタントと名乗ったらどうでしょうか。特定の分野における日本で唯一のキャリア・コンサルタントになることが出来るのではないでしょうか。
こうして売り込んだら、競合はいませんので容易に名声を得ることができるでしょう。これが、前号で述べた「白根陸夫の特長を明文化」に他ならないのです。このように自分のウリを自信をもって述べることができるのは、徹底した自己分析の結果であること賀理解できることと思います。時間をかければ、且つ自己分析作業においてベテランのキャリア・コンサルタントの支援があれば誰でもウリを把握することが出来るのですが、これではキャリア・コンサルタントがメインとなり、自身のキャリアが従となってしまっています。この売り方は弱いと思います。キャリア・コンサルタントがメインということは、大勢のキャリア・コンサルタントと差別化が図られてはいるのだが、はっきりと第三者には分かりにくいとうことです。その都度、どうして自分が日本で唯一のキャリア・コンサルタントであるかについていちいち説明を要するからです。それにしても売り込み方として一つのやり方(コツ)ではあります。次号をお楽しみに。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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