第367号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その42)

人材ビジネスで成功するヒント

第367号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その42)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。「人材コンサルタントのコラム」です。新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/ をご覧ください。さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、四名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第20信>タイトル:法改正による転職チャンスの逸失】大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)
30台前半、銀行出身でM&Aの仕事を習得してから、監査法人で働いていました。
エリートコースをまっしぐらという感じです。しかし最近あまり波風がない生活に嫌気がさし、又、金融の現場に近い仕事に戻りたいという強い希望でした。
昼休みJR山手線の駅前の喫茶店でやっと短時間会うことが出来ました。
2〜3週間後、他社で決定したとメールで連絡がありました。
当時魅力のある外資のマネージャー以上の求人が少なく、手のうちようがありませんでした。TOEIC800点以上ですと、色々な外資のチャレンジをできるマネージャーの仕事が沢山待っています。
年収は1,000万円以上ですが、1,200万円〜1,300万円以上になりますと、又さらに高い壁(第3〜6次本部責任者面接等)が待っています。
*秋に、投資信託コンプライアンス、年齢不問の求人が舞い込みました。
登録者の中に50歳前半で、上記経験が3〜4年あり、年収も左程高くなくても良い人がおりました。(これは大変重要なことで、年収で折り合わないケースは非常に増えています)急募でしたのですぐに第1次面接が設定され、1時間半の質問も無事通過しました。しかしここには、大きな落とし穴がありました。
*以前は「証券取引法」という名称であったが2006年3月に「証券取引法等の一部を改正する法律」が国会に提出され、同年6月に成立したことにより、金融先物取引法などの金融商品に関する法律群をこの法律に統合し、それに伴い、名称が「金融商品取引法」に改題されることが決定し2007年9月30日施行されました。コンプライアンスの環境が大きく変わっていました。
*1週間後に設定された第2次面接で、金融商品取引法の下で実務経験がないので職務遂行上、問題があると指摘され、面接は30分で打ち切られました。
その後、年収が世間相場で、1000万円以上支払わないと採用出来ない事が分かったので、当面社内異動で調達することになりました。
求人はあえなく、立ち消えになりました。 【次号に続く】


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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