第57号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その26)

人材ビジネスで成功するヒント

第57号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その26)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、160問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中180問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.まずクライエントの悩みを全身で受け止め全てを受容することに心がけており、いかなるクライエントに対しても包容力を持って接している。
設問2.収集している多くの情報の中からクライエントの必要とする部分のみを抜き出し、整理し提供していく中で、先入観・偏見をもたず公平な理解をクライエントに与えている。
設問3.決められたルールをキチンと守ることをモットーにしており、クライエントとの間においては、守秘義務の責任を十二分に理解し、守秘義務を忠実に履行している。
設問4.話す相手の数に応じて、常に場作りを考慮しながら話すことにしており、聞き手が少数の場合でも、多数の場合でもそれぞれに対応して臨機応変に話をしている。
設問5.キャリア形成助成金等の能力開発支援策、試用雇用奨励金等の雇用促進支援策など国の助成金施策について理解しており、事業主に対して具体的に説明している。(雇用保険関連施策)
設問6.セグメント毎にコンサルティング手法をデータベース化しており、それを活用することによってクライエントにとって最も適切なコンサルティングを行っている。
設問7.クライエントの話を聴き、クライエントの話を承認し、的確な質問を行うことにより、クライエントの自立(自律)を起こさせている。
設問8.コンサルティングの主体は、あくまでもクライエントであり、クライエントに気づきを生ませるような話し方、クライエントの立場にたった話し方をしている。
設問9.相手のために何が一番いいかを常に考え、考えがまとまりそれが相手のためになると思ったら、自分の意思にもとづき物事をはっきり決断し、指導している。
設問10.常に情報収集を心がけることにより、最新情報を豊富に保有しており、クライエントに対し必要かつ的確な情報提供を行っている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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