第58号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その27)

人材ビジネスで成功するヒント

第58号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その27)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、170問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中190問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.約束した面接の時間、やると決めた日時などの時間についての約束は必ず守っている。同時に、守れそうにない時間については約束しないとの対応をとっている。
設問2.話は分かりやすいのが一番であると考えており、聞き手に安心感を与えるようにできるだけ分かりやすく大きな声で堂々と話している。
設問3.高齢者雇用安定法にもとづく定年延長、継続雇用制度について理解しており、クライエントに分かりやすく説明している。(高年9条)
設問4.面接したクライエントの名刺はその日のうちにパソコンに取り込み、大手ポータルサイトが無料提供するアドレス帖に登録している。(=こうすれば企業名刺や業種別に並べる手間も要らず紛失の怖れもない。又個人情報保護法上も都合が良い)
設問5.クライエントの話を聴き、クライエントが決定しようとしている選択肢について尊重し、クライエントが自ら望んでいる方向に進むよう支援している。
設問6.常に自己研鑽に務め、態度が上滑りにならないようにし、クライエントが安心して相談できるよう、自信に満ちた話し方・態度で対応している。
設問7.相手とのコミュニケーションを上手に取ることを心がけ、コミュニケーションを図ることによって生まれる親密さを大事にして、相手との良好な関係を保っている。
設問8.最新かつ良質の情報を収集することを心がけており、自ら情報収集するのは当然のこと、仲間との情報交換を行うことによって、情報が収集し易い状況を常に保ち、適切な指導をしている。
設問9.自分の役割分担を性格に認識・把握しており、一旦、自分に役割が課せられたときには、その自分に課せられた役割について忠実に実行している。
設問10.話に幅を持たせ、説得力ある内容であることを知らしめ、同時に話し手に注目してもらう意味も含めて、適度なジェスチャーを交えて話をしている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

●経営者向けセミナー/人事担当者向けセミナーhttp://www.cb-tokyo.co.jp/kigyou.htm
●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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