第59号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その28)

人材ビジネスで成功するヒント

第59号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その28)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、180問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中200問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.育児介護休業法にもとづく育児休業、介護休業および短時間勤務等の措置について理解しており、クライエントに分かりやすく説明している。(育児介護法5条他)
設問2.クライエントのトレーサビリティを(プライバシーに抵触しない範囲でクライエントの了解の下で)行い、アフターサービスに活用している。
設問3.クライエントの話を聴き、クライエントの話を承認し、的確な質問を行うことにより、クライエントが自ら気づき、その気づきから自立(自律)へと導いている。
設問4.コンサルティングの主体は、あくまでもクライエントであり、クライエントに納得づくで動いてもらうよう心がけており、クライエントが納得したがどうかの判断を行っている。
設問5.常にどうすれば相手のためになるだろうかと考え、相手を思う善意に溢れた十分な気配りと気遣いを持ち、お仕着せでなく、真に相手のためになる行動をしている。
設問6.日常活動において人脈を大切にし、ギブ×2+テイクの精神にてこちらから情報発信を行うことにより、情報元、仲間からも信頼され、的確な情報の共有化を可能にしている。
設問7.常に冷静沈着に行動し、たとえそれが困難なことであっても誠実に対応することに努め、クライエントに感謝される対応をとっている。
設問8.相手のユーモアを解す心のゆとりを持ち、その場の雰囲気、相手の状況に応じて、必要な場合には、ユーモアを交え話しをしている。
設問9.退職を申し出る場合の予告期間について理解しており、クライエントの状況にあわせて具体的にアドバイスしている。(民法627条)
設問10.クライエントの情報(面接記録、成功事例、失敗事例など)を体系的に整理し、データベース化しており、定期的更新を行っている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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