第56号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その25)

人材ビジネスで成功するヒント

第56号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その25)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、150問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中170問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.クライエントに対し、先入観に基づいた評価的レッテルを貼らないで、自然体で対応することにより、クライエントの潜在的な思いを顕在化させている。
設問2.クライエントが安心して話ができるように、クライエントが信頼感を持てる話し方をするよう心がけており、クライエントに信頼感を持たせるのに成功している。
設問3.人はみな優れたものを持っているとの人間的理解の上に立ち、常にクライエントのためを考えて行動しており、知性・感情・意思のバランスの取れた行動を行っている。
設問4.多くの情報を選別しその中からクライエントの必要な情報を、すばやく見つけ、正確に認知し、クライエントに必要な情報提供をしている。
設問5.身だしなみに注意を払い、いたずらに華美にならず清潔感をかもし出す服装を身につけ、クライエントに不必要な緊張感を与えないようにしている。
設問6.物事を論理的に組み立て、キチンと整理して理路整然と話すほうに心がけており、相手に対して論理に基づき説得し、納得させている。
設問7.雇用対策法の再就職援助計画およびそれにもとづく支援スキーム(労働移動支援助成金などの支給)について理解しており、クライエントや事業主に分かりやすく説明している。(雇用対策法24条)
設問8.クライエントの属性をセグメント化(細分化)し記録することを心がけており、クライエントのためになるコンサルティングを行っている。
設問9.クライエントの話すことについて、自らの経験に基づき簡単に評価したり批判したりせず、クライエントの感情を自由に表現させている。
設問10.どんな人にも偏見を持たず、公平な態度で接しており、予見に満ちた話し方をせず、差別感を与えない公平性を保った説明能力を持ち、公平にクライエントに対応している。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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