第55号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その24)

人材ビジネスで成功するヒント

第55号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その24)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、140問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中160問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.健康保険の被扶養者となれる範囲について理解しており、クライエントに対して具体的に説明している。(健保3条7項)
設問2.自分にとっては未知の領域である年齢層・未知の業界出身者などのカウンセリングを積極的に行い、カウンセリングの得意分野を増やしている。
設問3.クライエントが自ら理解することを支援するために、時代環境、経済環境、労働環境についての情報を的確にクライエントに与えることにより、クライエントの気づきに役立たせている。
設問4.クライエントが自ら選択したキャリア・ビジョンに向けて、クライエントに対し適切かつ厳しい自己開発計画を立案するよう指導している。
設問5.年功序列制度から成果主義へ、正社員から派遣社員へと多様化し手いるなど雇用形態の変化に精通しており、クライエントの要望に合う雇用形態の情報を提供している。
設問6.厚生労働省、総務省などの政府機関、人事労務の専門資料センター。各種公共機関、民間の就職関連サイト、民間の職業能力開発関連サイトなど各種情報バンクの活用を豊富に知っており、それを共有化し適切な指導を行っている。
設問7.物事を色眼鏡で見ることをつつしみ、あくまでも冷静に対応し公平な判断をくだすことを心がけており、クライエントから信頼されるコンサルタントになるよう行動している。
設問8.各種業界、各職種、職位別賃金体系に精通しており、クライエントの希望する賃金と、実態の賃金についてのギャップなどをクライエントに知らしめることによって、適切な指導をしている。
設問9.任意継続被保険者などの退職後の医療保険制度について理解しており、クライエントに対して具体的に説明している。(健保3条4項ほか)
設問10.コンサルタント同士の会合に積極的に参加し情報交換を行うことを心がけており、他のコンサルタントとの間のコミュニケーションと協調性を図っている。


さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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