第48号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その17)

人材ビジネスで成功するヒント

第48号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その17)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、70問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中90問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.クライエントは、悩みがあるから相談に来ている、フリーターは遊び人である、といった先入観をもたず、無垢な気持ちでクライエントと向かい合っている。
設問2.クライエントとの会話の中から、あるいは各種の自己分析シートの中から、クライエントが求職先にアピールすることができる「光るもの」について気づいている。
設問3.各種適性検査(VPI職業興味検査、一般職業適性検査(GATB)、クレペリン作業検査、矢田部・ギルフォード性格検査、「Y—Gテスト」など)についての知識を有し、各種適性検査を実施している。
設問4.パソコンに精通しており、普段から情報の伝達にはインターネットのメールを使用している。ホームページ、ブログなども活用しており、インターネットを駆使している。
設問5.明るく、元気で、楽しく生きることをモットーにし、常に前向きに物事を考えるようにしており、明るさ、元気さ、楽しさを持続している。
設問6.クライエントの自己分析を支援することにより、現実と夢とのギャップを気づかせ、夢の実現に向けて何をしていけばいいのかをクライエントが自ら気づくのを手助けしている。
設問7.職業紹介事業者等の労働条件の明示義務の内容について理解しており、クライエントに対してその見方をクライエントに分かりやすく説明している。(職安第5条の3)
設問8.次に何をしなければならないのか、ルーチンワークを予測し、仕事の先行を予見し、良い結果をもたらすように準備万端、備えを周到に行っている。
設問9.うわさ話をしない、聴かない、仲間に入らない、という生活態度を身上として日々の生活を送っており、他人の秘密をペラペラしゃべらない。
設問10.クライエントとの会話の中から、あるいは各種の自己分析シートの中から、クライエントが真に迷っている原因が何かについて、その源泉にさかのぼって考えている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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