第44号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その14)

人材ビジネスで成功するヒント

第44号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その14)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、50問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中60問)。

回答基準は、次の四種類です。

◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.業界知識が豊富であることから、個々の企業における求人のニーズを的確に把握し、クライエントに伝えることにより、面接を成功裏に終わらせている。
設問2.クライエントに最善の情報を提供すべく、整理した情報を、常に最新・最善・最高の情報に置き換え、情報の棚卸しを行っている。
設問3.業界知識の収集、求人状況の把握、その他情報の収集など、人脈の保持・拡大を目的にして、継続的に企業訪問を行い、必要に応じては毎日でも企業訪問を行っている。
設問4.相手の身振り、手振り、表情から、相手の真意を読み取ることによって、解決難解な交渉事であっても自己に有利になるように展開し、解決に結び付けている。
設問5.派遣禁止業務および派遣可能期間について理解しており、クライエントに分かりやすく説明している。(派遣法4条・40条の2)
設問6.パソコンのソフトに精通しており、ビジュアル化した情報の共有を目的とし、エクセルソフトを駆使した数値計算および図表作成を行っている。
設問7.クライエントの話の内容、声の調子、動作、しぐさを通して、クライエントが本当に言いたいことは、何なのか(主訴)を的確に把握している。
設問8.クライエントの発言に矛盾がある場合、その矛盾に気づき、直ちに矛盾を追及することなく、矛盾は矛盾として認識しクライエントに対してはそれを黙認し、コンサルティングを行う中で整理し矛盾の解消を図っている。
設問9.面接担当官の経験が豊富、あるいは多くの転職歴から自身が面接を受けた経験が豊富であり、実情に即した模擬面接を実施している。
設問10.クライエントの要望に応え、タイムリーに情報を提供するためには、いかなる情報の整理方法をとればいいかを熟知し、情報の整理を実行している。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」「人事担当者セミナー」と対応策の企画・立案を請け負う「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

経営者向けセミナーhttp://www.cb-tokyo.co.jp/kigyou.htm
社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm

「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」は、あと13回ほど続きますが、折々で「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」についてご紹介させていただきます。



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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