第53号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その22)

人材ビジネスで成功するヒント

第53号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その22)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、120問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中140問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.クライエントの希望する職種において必要となる能力と、クライエントが現在持っている能力を比較し、プラスαとして何が必要かを理解し、指導している。
設問2.常に他の経験をも加味して最高のコンサルタントになるべく、キャリア・コンサルタント、キャリア・カウンセラー同士の情報交換を定期的にかつ活発に行っている。
設問3.あらゆる人に対して常に誠実な態度にて笑顔を忘れずに対応することを心がけており、どんな人とも暖かい信頼関係を構築している。
設問4.クライエントの能力、「売り物」「光るもの」を的確に見出すことにより、クライエントがどういう職業・業種・職務に向いているか適性マッチングの判断を行っている。
設問5.厚生年金の給付の種類について理解しており、その概要をクライエントに対して分かりやすく説明している。(厚生年金 32条)
設問6.クライエントに求職活動行動計画書を作成、実績を記録することを指導し、クライエントの求職活動の実態を把握することにより、再就職までの期間の効率化にチャレンジさせている。
設問7.複数の適性テストを実施し、その結果を分析し、「たかがテスト、されどテスト」と、クライエントが自信を持つ方向での客観的な説明をしている。
設問8.業種別の求人情報を把握しており、クライエントに対して、それぞれの業種に対応したそれぞれの企業が求める人材についてのプレゼンテーションを行っている。
設問9.クライエントの希望する職種における労働環境をクライエントに理解させ、なおかつその職種に就くことを希望するかどうかを考えさせている。
設問10.豊富な人脈、日常における情報収集活動、仲間のコンサルタントとの定期交流などを通して、多くの新鮮な情報を収集しており、豊富な情報をクライエントに提供している。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

●経営者向けセミナー/人事担当者向けセミナーhttp://www.cb-tokyo.co.jp/kigyou.htm
●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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