第50号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その19)

人材ビジネスで成功するヒント

第50号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その19)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、90問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中110問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.全ての人に幸せになってもらいたいと願っており、ボランタリー活動に積極的に参加するなど、「奉仕の精神」を持って、自分を捨てて人に奉仕している。
設問2.クライエントの自己分析を通して、クライエント自ら自己のキャリア・ビジョンに気づくことにより、潜在的であったクライエントの「やる気」を顕在化させている。
設問3.雇用保険の被保険者になれる要件について理解しており、クライエントに対して分かりやすく説明している。(雇用4条)
設問4.日々のカウンセリング業務内容・分析結果・キャリアシート(他人が作成した煩雑な資料等を含む)などをキチンと面倒がらずに整理している。
設問5.人はみな自分の中に自己を成長させようとする能力があると考え、たまたまクライエントとして目の前に座っている人がそれに気づいていないとしても、クライエントの力や可能性を信じて対応している。
設問6.クライエントとの会話の中から、あるいは各種の自己分析シートの中から、クライエントがやりたい仕事を導き出し、同時に今の力の差との分析をしている。
設問7.各種の適性検査(通常二種類の検査を実施)の結果を説明し、クライエントが自ら前向きに自己をとらえる方向にて、自己分析させて自らのことを気づかせている。
設問8.豊富な人脈を活かして、インターネット、電話、FAX、手紙、はがき、直接訪問、紹介によるクライエント訪問など、豊富な伝達ツールを活用している。
設問9.常に物事を前向きにとらえ、なんにでも積極的にチャレンジする。「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」との認識から何事もプラス思考・ポジティブな考え方を持って行動している。
設問10.「過去と他人は変えられないが、自分と未来と自分は変えられる」との強い信念を持ち、クライエントの過去への思いから解放し、未来に向かって行動するよう方向転換させている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm




白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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