第54号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その23)

人材ビジネスで成功するヒント

第54号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その23)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、130問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中150問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.常にクライエントにとって最善の方法は何かを考え行動することにしており、自分のことは二の次にて誠意ある態度でクライエントに向かい合っている。
設問2.現在の企業のおかれている状況についての認識は当然のこと、それぞれの企業における事業構造のトレンドを熟知しており、クライエントに適切な情報提供を行っている。
設問3.老齢厚生年金の支給開始年齢について理解しており、その概要をクライエントに対して分かりやすく説明している。(厚生年金 附則8条ほか)
設問4.インテーク面接において、ラポールの形成を目的とする共感的理解に達するまでのプロセスの作り方のノウハウが豊富であり、クライエントとの良好な関係を構築している。
設問5.クライエントが、自らの理解に基づき、長所を伸ばし、不足しているものを補うことを目的とした、自己啓発目標の設定についての支援をしている。
設問6.クライエントが自ら選択したキャリア・ビジョンに対するクライエントのスキルアップの内容・優先順位・必要性についての提案をしている。
設問7.企業形態は常に変化しており、国内だけが働きの場でなくなることがあることを、クライエントに説明できるように、常に企業グローバル化の動向に注意を払っている。
設問8.情報を収集しっぱなしにせず、それを常に整理し有効な活用方法を考えることにより、共有した情報をクライエントのために有効活用している。
設問9.いかなるときも、社会のルール・規範は必ず守らねばならないと考えており、社会的ルールに違反しないことをモットーに行動している。
設問10.年功序列制度から成果主義制度へ、正社員から派遣社員へと雇用形態関係が変化していることを、クライエントに話ができるほど雇用形態の変化に精通しており、クライエントに適切な情報提供を行っている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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