第52号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その21)

人材ビジネスで成功するヒント

第52号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その21)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、110問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中130問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.クライエントのことを一番良く知っているのは、クライエント自身であるとの考え方にもとづき、クライエントを一個の人格として尊重・信頼し、クライエントが自分のことを分析し理解するよう支援している。
設問2.クライエントに「愉しかったこと」「よく知っていること」「人の役にたつこと」を分析することを勧め、クライエントのやりたい仕事を探索する方法を指導している。
設問3.クライエントの希望する職種において必要となる能力を熟知しており、クライエントが現在持っている能力を補強し、必要とされる能力まで高めることを指導している。
設問4.異業種の仲間を多く持っていることが自己の財産になることから、多くの業界知識を吸収するために、積極的に異業種の人材との交流を図っている。
設問5.いかなることがあろうとも一旦クライエントと約束したことについては、万難を排して履行することに務めている。できるかどうかわからないことについては約束しない。
設問6.経済環境、各業界の状況、個別企業の事情に精通し、現在追い風で伸びている企業、向かい風で斜陽の企業を熟知しており、同時に、将来の展望にも明るく、クライエントに適切な情報提供を行っている。
設問7.厚生年金保険の被保険者になれる要件を理解しており、クライエントに対して分かりやすく説明している。(厚生年金 9条)
設問8.面接記録の整備、必要な情報の収集、日程調整などカウンセリングに関わる一連の業務時間を短縮し、効率化に意欲的に取り組んでいる。
設問9.クライエントを支援し、クライエントと一緒に、クライエント自身の棚卸を行うことにより、クライエントの専門分野別職務能力を理解させている。
設問10.自らの経験に基づいたコンサルティングだけでなく、自己研鑽・学習することにより、あらゆる階層(10代〜中高年)のクライエントに対応してコンサルティングを行っている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

●経営者向けセミナー/人事担当者向けセミナーhttp://www.cb-tokyo.co.jp/kigyou.htm
●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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