第49号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その18)

人材ビジネスで成功するヒント

第49号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その18)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、80問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中100問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.各種適性検査(VPI職業興味検査、一般職業適性検査(GATB)、クレペリン作業検査、矢田部・ギルフォード性格検査「Y—Gテスト」など)の結果について的確な分析をしている。
設問2.豊富な人脈を持ち、クライエントのケースに応じた情報の伝達先選択ができるなど、情報伝達先を豊富に持ちクライエントのために活用している。
設問3.クライエントの苦しみ、悲しみ、悩みを深く理解し、それを取り除く解決策をクライエントとともに考え、実行に移すよう指導・援助している。
設問4.クライエントのやりたいことを実現するために、何をクライエントがすればいいかを熟知しており、助言を与えることによりクライエントが自ら行動することを支援している。
設問5.有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の違いと紹介主体別の対応法についてクライエントに分かりやすく説明している。(職安32条、33条)
設問6.日常的に身の回りの整理整頓を行い、収集した情報、各種データがタイムリーに取り出せるように心がけており、クライエントに安心感・信頼感を持たせている。
設問7.クライエントは悩んでいるから相談に来ており、早くその悩みを解決してやりたいなど考えて、クライエントに自分の考えを押し付けるようなことはしない。
設問8.クライエントとの会話の中から、あるいは各種の自己分析シートの中から、クライエントの気づいていない「光るもの」を導き出し、クライエントの適職発見のサポートをしている。
設問9.各種適性検査(VPI職業興味検査、一般職業適性検査(GATB)、クレペリン作業検査、矢田部・ギルフォード性格検査「Y—Gテスト」など)の分析結果を活用している。
設問10.新聞、雑誌、専門誌、テレビなどのメディア媒体に豊富な人脈があり、状況に機敏に対応して自己のメディア媒体を有効に活用している。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

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2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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●社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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