第45号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その15)

人材ビジネスで成功するヒント

第45号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その15)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、50問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中70問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.経済環境、企業環境は生き物であり、常に変化していることから、どこにクライエントに有利な情報が生まれているかもしれないので、職種・職務の変化を常に把握している。
設問2.相手との交渉・話し合いに当たっては、プレゼンテーション能力を駆使して、自分の説明したいこと、主張したいことを的確に相手に伝える。
設問3.紹介予定派遣について理解しており、そのメリット・デメリットをクライエントに分かりやすく説明している。(派遣法2条)
設問4.物事にはミスはつき物であることから、自分ひとりで、あるいは複数の人の手による、電子媒体化した諸データのダブルチェックの仕組みを作っている。
設問5.クライエントの話の内容、声の調子、動作、しぐさを通して、クライエントの考えていること、思いを、冷静に判断し、あたかも自分自身のことであるように感じとっている。
設問6.クライエントの望んでいる姿と現在の状況との格差を認識し、クライエントに対する適切な指導・助言を行うことにより、クライエントの自己開発戦略を組み立てさせている。
設問7.面接に対するクライエントの意気込み、不安な気持ちなど揺れ動いていることについて、あたかも自分の事のように感じ、冷静に指導している。
設問8.情報は常に生きて動いており、今もっている情報が有効なものか同化を瞬時に選別する機能を有し、常に有効なものに置き換えている。
設問9.豊富な知識、豊富な人脈、豊富な情報を持ち、継続する行動力を持ち、常にクライエントの有利になることを考えており、常に高い就職率を維持し、クライエントに対し、指導・援助している。
設問10.交渉によっては、冷静沈着に持論を展開し、たとえ相手の社会的地位・職位が自分より上であったとしても動じることなく、自己の有利になるように展開し、解決に結びつけている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

附記「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」について
2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」「人事担当者セミナー」と対応策の企画・立案を請け負う「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

経営者向けセミナーhttp://www.cb-tokyo.co.jp/kigyou.htm
社会保険労務士向けセミナー http://www.cb-tokyo.co.jp/syaroushi/index.htm

「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」は、あと14回ほど続きますが、折々で「改正高齢者雇用安定法対応セミナー」についてご紹介させていただきます。


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

講師プロフィールを見る

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