第51号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その20)

人材ビジネスで成功するヒント

第51号「売れるキャリア・コンサルタント/キャリア・カウンセラーのコンピテンシーテスト」(その20)

コンピテンシー診断テストの設問例です。前号では200問中、100問の質問にお答えいただきましたが、つぎの10問です(これで、200問中120問)。

回答基準は、次の四種類です。
◎:常にそうあるべきだと考え、新しい知識・情報・スキルを身につけるべく日々研鑽している。
○:クライエントに対する自分のスタンスどおりであると自信をもってそういえる。
△:常にそうあるべきだと考え、クライエントに対応しているつもりだが、自信がない。
×:常にそうあるべきだと考えているが、自分のやり方を優先している。

設問1.基本手当の支給要件について理解しており、クライエントの年齢、算定基礎期間に応じた所定給付日数を具体的に説明している。(雇用13条)
設問2.複雑な仕事について、今何をしなければいけないのか、何時までに何をしなければいけないのか、いつ誰と会うのかなど手際よく段取りして、並列にこなしている。
設問3.聞くと馬鹿にされるのではないか、権威が失墜するのではないかなどと考えないで、クライエントの話していることが分からない時は素直に聞いている。
設問4.クライエントとの会話の中から、あるいは各種の自己分析シートの中から、クライエントの今後の方向性・キャリアビジョンについて的確な分析をしている。
設問5.クライエントの目的に合わせたアセスメントの使用について、各種適性検査の特色を理解し、適切なアセスメントの実施を企画開発している。
設問6.多くの情報を瞬時に集める能力を持ち、常日頃から多くの情報に接しており、情報の質の良否を的確に判断しクライエントに対し、良質の情報を提供している。
設問7.人が苦しんでいること、悩んでいることを無視できない性格であり、積極的に人に関与し、人とともに苦しみ、悩み、解決する努力を惜しまず行動している。
設問8.クライエントの自己分析から、職務能力、業務経歴を洗い出し、狭い範囲のキャリアに固執しているクライエントに対し、キャリアの拡大活用を提案している。
設問9.教育訓練の支給要件について理解しており、クライエントに対して分かりやすく説明している。(雇用60条の2)
設問10.各種の仕事をマニュアル化、標準化、機械化することにより、ルーチンワーク的に遂行し、決められた時間内に面接や会議を終わらせている。

さて、どうでしょうか、どのくらい自信をもって回答することができたでしょうか。プロフェッショナルというレベルに到達するには高く険しい道を登らなければならないことが理解できたことでしょう。次号に続く。

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2006年4月1日施行の「改正高齢者雇用安定法」に企業はどう対応すべきかについて「経営者向けセミナー」と人事スタッフ向け「人事担当者向けセミナー」、コンサルタント向け「社会保険労務士/経営コンサルタント向けセミナー」が、お蔭様で好評を博しています。詳しくは、下記にアクセスしてください。

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白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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