第351号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その26)

人材ビジネスで成功するヒント

第351号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その26)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。お読みください。
新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HPhttp://careerbrain.net/ をご覧ください。さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。
PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。
しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、三名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第四信>決断が未来を拓く】
大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)
金融が外資に席巻されて暫くしてからの事です。日本の企業で待遇が恵まれていた金融スペシャリストが、今までの仕事を続ける事が出来ない状況になりました。その方は、40歳前半で10百万円以上の前職と同額の報酬の仕事を固執して探し歩いて既に数ヶ月経過していました。私鉄のとある駅前の喫茶店で40分程度面談しました。実務経験が豊富で職務遂行能力は充分で、英語力が中級以上あり外資でも対応できることが分かりました。問題は年収でした。今回の求人はマネージャークラスより少し下のランクで年収も左程高くない事が分かりました。他に求人が少なく難しい状況を話して面接後例え年収の内示が20〜25%ダウンでも入社後の頑張りでリカバリーしてゆく方針で行くように何度も説得しました。先方から予想に近いダウンした金額の内示がありましたが、幸いに本人も相当就職活動で苦労していたので、状況を勘案して応諾して入社しました。辛い選択でした。かなり以前ですが、毎週大手のリストラがあり、再就職支援会社の求職者リストがよく回ってきた時期がありました。その中で、20代後半の女性を見つけました。英語力があり、金融の証券関係の記帳事務が出来る人です。しかし住所は地図を見ると千葉県の東南部で通勤が2時間以上かかる地域でした。最初本人に電話で連絡して、他の用事で上京する日に来社してもらいました。近くの韓国料理店でランチを共にしながら、もし東京に転居できれば70〜80%くらいの確率で仕事が見つかると転居を熱心に勧めました。幸いに1ヵ月後に本人は同意して、千葉から東京に転居しました。当初は、正社員の求人は無く、派遣で仕事につきました。その後真面目な態度が認められ、7〜8ヵ月後に正社員登用の話があり、無事正社員になりました。 【次号に続く】



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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