第353号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その28)

人材ビジネスで成功するヒント

第353号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その28)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。お読みください。新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/をご覧ください。
さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。
そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、三名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第6信>内定獲得までの障害】
大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)春の事です。ある中堅食品会社から求人が来ました。現状の低迷している業績にインパクトと与えて、新しい営業ルートを開拓できる人が求められているようでした。約1ヵ月後、業界は多少違いますが、営業一筋で経験豊富なマネージャークラスの方をスカウトして、二人で面接に出向きました。約1時間の面接が終わって間もなく、人事担当の役員が見えて、面接者本人はよいのだが、予期できない事態が発生したとの事でした。社内であまり根回しがされていなかったようでした。数日後、情報を集めたところ、営業担当の有力な役員が採用の動きを察して、反対したようで、この話はN.Gになりました。それは暑い夏の話です。バブルが崩壊した後のことです。金融の中には、経営が外資に移った会社が幾つかありました。
ある外資で人事総務担当のマネージャーの求人がありました。当時は幾つかの会社で合併等により人事の改変があり優秀な人材を見つけやすい環境にありました。幸いに英語力も充分ある人材をスカウトして2〜3次面接も無事修了しました。採用側と本人ともに良い感触を得ていましたので、内定の通知がやがて届くであろうと期待していました。しかし何も連絡・進展は無く、1〜2週間経過しました。そこで人事採用担当のヘッドにアポを取り、実態を知る為に会いました。良く聞いて見ると、外資の採用を担当していたヘッドが最近変わり、新しいヘッドは、前任者の採用内定者を白紙にしたとの事でした。是も予想外のN.Gでした。 【次号に続く】



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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