第357号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その32)

人材ビジネスで成功するヒント

第357号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その32)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。「人材コンサルタントのコラム」です。新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/をご覧ください。
さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、四名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第10信>仕事の枠を拡げる一つの事件】
大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)
30台までのSEの求人があり、大分前に登録した仕事の出来そうな40台前半の首都圏に住んでいる男性にスカウトメールを打ちました。早速電話があり自分は就職中で問題はないのですが、親戚の30歳位の男性が、進路を決めることが出来ず、毎日ぶらぶらしているので是非一度会って話を聞いて欲しいとの事でした。
約1週間後本人は面談の為、午後2時ごろ来社されました。
履歴書は持参せず、手ぶらで約10間SEの職にあったそうですが、会社の中でどんな仕事に従事して、退職した事情も説明しませんでした。希望の職種、年収、子供や学校に通っていた頃、何に興味を持ったか、趣味等を、手を替え品を替え質問しても始終無言でした。30分ほど経過して、一礼して帰られました。
その時、私はコンサルタントの限界を感じました。そこで、キャリア・カウンセラーの資格を取ろうと考え、キャリア・ブレーンが開講する「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー/認定キャリア・コンサルタント養成講座」で学び、資格を取得したのです。
ある意味では、仕事の枠を拡げる一つの事件でした。
秋でした。再就職支援者リストの中から、40歳位の翻訳の出来る女性がいました。
連絡を取ると、自宅の近くで会えるとの事で、地下鉄と私鉄に乗って、小さな駅の近くの喫茶店まで出かけました。本人の話では、お子様が1〜2歳で会社勤めは無理なので自宅で出来る仕事を探して欲しいとの事でした。
翌日再就職支援会社の担当者から、条件が厳しい人によく会ってくれましたと御礼の電話がありました。
このような場合、殆ど求人はなかったようです。 以上




白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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