第355号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その30)

人材ビジネスで成功するヒント

第355号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その30)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。「人材コンサルタントのコラム」です。
新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/ をご覧ください。
さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。
しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。
そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。
現在この事業には、四名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第8信>キャリア・アップと転職満足度】
大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)
40台後半の金融分野の営業を専門に長く従事している方がいました。企業の新規開拓、年金・財務相談の面でも実績がありました。しかし何か帰することがあり、早期退職制度に応募されて、当時自宅に居られました。たまたま人材紹介の仕事にも興味があり、連絡があり、面談する機会がありました。この業界は金融と違って年収が低く抑えられているので、話は折り合いが付かず、物別れになりました。その約1年後、又新しい営業の求人がありましたので、駅の近くの喫茶店でお会いしました。よく聞いてみると最近は、方向を定めて、公認会計士の資格を取るために学校に通っているようでした。その合間に、株式のデイトレイダーに精を出しておられるようでした。大きな目標を掲げて勉強されているので、暫く連絡をするのをやめています。又日中連絡すると、PCで取引する時間帯とぶつかるので歓迎されないことも分かりました。
秋に40代前半の英文経理の豊富な経験のある女性に会いました。英語も仏語も得意で外資が希望とのことでした。今ある会社に勤務はしてそんなに大きな不満はないようですが、理想はフランスの会社で規模が小さいところに限るということでした。以前勤めていた会社の人間関係で苦労してそのような希望が出てきたようで、1年後に連絡を取りましたが、同じ状況でした。このような求人は人気があるので、中々見つかりません。そのうちにどんどん時間は流れてゆきます。そのような希望を持ちながら仕事をするのも一つの幸福かなと思います。
新しい資格に挑戦して成功してより高いレベルの職種・職位(ポスト)を獲得した方はどの位居られるかはっきりした統計はありませんが、求職者の情報を纏めてみますと、1〜2割くらいの人が階段を上がったように見受けます。狭き門です。皆様はどう思われますか。 【次号に続く】



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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