第362号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その37)

人材ビジネスで成功するヒント

第362号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その37)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。「人材コンサルタントのコラム」です。新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/をご覧ください。さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、四名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第15信>新しい時代の潮流】
荒 隆文コンサルタント(職業紹介事業部長・満68歳)
今日の日本社会は、守るべき伝統と変化しようとする力との間の激しいせめぎ合いの結果、古い価値観が否定されて、新しい価値観が創造されてゆこうとしているようです。それは日本を取り巻く環境が、外には中国・インド・ブラジル・中東等の新興国、資源保有国、産油国の台頭による市場経済のグローバル化、情報通信革命、内には人口構造の少子高齢化という内外の急激な構造変化に対応せざるを得ないからです。
これまで日本には助け合いの精神文化が存在してきました。一億総中流といわれ、社会の平等・安定化が存在してきました。
ところが、今日本の社会は実績主義や自由主義の価値観を受け入れつつあります。平等社会から格差社会、自己責任、競争原理社会へ移行しようとしています。
私どもはこの時代の変化に対応すべく生き方を見直す必要がありましょう。
それには長期的なキャリアビジョン(職業人生)の目標設定が欠かせないと思います。やりがい・働きがいの感じられる職業に就いて、情熱を持って仕事に取り組み、よい成果を成し遂げていくことにより、自己実現を図りながら一方では収入を確保し、自分の生活を守ってゆくことが必要です。
先日、私は若年層の人たちを対象とする教養講座で、これからの職業観・仕事観というテーマで講義の機会を得ました。そこで、私は若い受講生の方々にこのような厳しい現実に直面していることを詳しく説明しました。そして対処方法としては、自分自身を見直して、今まで気付いていなかった自分に気付き、自信を持つと共に長期的視野に立って自分の将来を考え、常にプラス思考で前向きに、勇気を出して生きていって欲しいと私は強く訴えました。「ピンチはチャンス」なのです。若い人たちにとって今ほど遣り甲斐や生きがいを見つけるチャンスに恵まれた時代はありません。 【次号につづく】



白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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