第361号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その36)

人材ビジネスで成功するヒント

第361号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その36)

白根陸夫のブログの読者の皆さま今日は、白根陸夫です。今日はテーマを変えました。「人材コンサルタントのコラム」です。新規事業である「職業紹介事業部」が昨年10月スタートしました。事業の詳細は、HP http://careerbrain.net/ をご覧ください。さて、「職業紹介事業部」の機能である人材紹介やあっ旋は、「人材コンサルタント」の仕事です。PCC(プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座)、PSC(プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座)、ECO(認定エグゼクティブ・コーチ養成講座)卒業生には人気の高い職業です。しかし、実際にどんなことを考えながら日々仕事をしているかについて、業界経験者でない人にはなかなか想像がつかないと思います。そこで、第343号から人材コンサルタントのコラムという題で、都度、活躍の様子を伝えてまいります。現在この事業には、四名の人材コンサルタントが従事しています(いずれもPCC又はECO卒業生です)。ご愛読よろしくお願いします。
【人材コンサルタントのコラム<第14信>人材コンサルタントの採用選考】
大川祐弘コンサルタント(職業紹介事業部長・満72歳)
以前元勤務先で、人材コンサルタント(中途採用)の募集を掛け、30人ほど約1ヶ月間掛けて、面接を担当したことがあります。応募者は、年齢30台後半から50台後半くらいで、候補者に値する人には40分ほど掛けて希望職種、年収、英語力等を詳しくお聞きしました。
又経験等不足の人には15分ほどで帰ってもらいました。
金融業界等で実績を上げた人は、自信を持っており、入社に強い意欲が見られました。
私は、業界全体を知りませんが、参考までに、ほんの1部を紹介します。
1.中途採用(人材業の経験なし又は多少あり)の場合、月給は大体25万円くらいの世界です。応募者は相場があまり低いので10〜20万円位の上積みを強く希望された方が数人居られましたが、現在勤務している人との兼ね合いで、望みは叶いませんでした。
2.他の募集会社によっては、上記の望みをかなえる場合があります。その場合は、3〜4ヶ月後に実績を見直す時期があり、支払った給料以上に稼いでいれば、継続して働くことが出来ます。もし達成できない場合は、そこで「さようなら」となります。
3.この業界には、4〜5,000社営業しているそうです。又認可を持っていない会社が同じくらいあるとも言われています。余り表に出てきませんが、非常に激しい競争が毎日繰り広げられています。大手と中小企業とは、やり方は相当違うようです。最近は、インターネットの転職サイトが色々ありその利用方法、人材の確保の方法、求人情報の確保等で、しのぎを削っています。
大手人材紹介会社の情報によると、成約率(探し出してきた人材を求人企業に紹介し採用内定を得る確率)は、2〜3%といわれています。実情は非常に厳しいものですが、成約した時の応募者の笑顔に出会うたびに、この仕事をしていて良かったと感じています。このような業界ですが、人材ビジネスに魅力を感じられる方は是非チャレンジしてください。 【次号に続く】

白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

講師プロフィールを見る

« 第360号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その35) | どこも教えない転職活動のヒントのトップへ | 第362号 「キャリア・コンサルタント」プロフェッショナルへの途(連載・その37) »

トラックバック

http://careerbrain.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/880

カレンダー
2008年07月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最近のエントリー
最近のコメント
最近のトラックバック