第203号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(18)

人材ビジネスで成功するヒント

第203号 プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)の独立開業を考える(18)

■「人材コーディネーター」からスタートして人材派遣業で独立開業するには!

「独立開業以来12年、ただいま盛業中の白根陸夫ならこうする!」という考えを公開します。

「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー養成講座」から大勢の卒業生が巣立っていきます。志を抱いて受講し、これが大志となって実践の現場に出て行かれます。

以前にも増して独立開業を目指す卒業生が目立ちます。

人材派遣業を考えた場合、利益を確実に確保するノウハウは「人材コーディネーターの機能」にあります。すなわち、「稼げる人材コーディネーター」にならねばならないのです。

前号に続き、人材コーディネーターとして修得すべき16ステップの詳細とキャリア・カウンセリングとコーチングが各々のステップにどのようにかかわっているかを解説します。

ステップ3:人材コーディネーターのコンピテンシー(つづき)

コンピテンシーとは、高業績者の行動特性です。
人材コーディネーターのコンピテンシーは、二つの面から自己評価することによって評価します。前号はビジネスパーソンとしての基礎コンピテンシーを評価しましたが、次いで、「プロフェッショナル人材コーディネーター業務関連コンピテンシー」を評価することにいたします。

人材コーディネーターの業務関連コンピテンシーは、

?@募集業務関連、
?A面談業務関連、
?Bマッチング業務関連、
?Cフォロー(スタッフ管理)業務関連、
?D指導育成業務関連、
?Eクレーム(対クライアント)関連、
?Fクライアント開拓業務関連、
?G組織マネジメント力関連、の8つです。

設問に対して、
●まさに当てはまる(5点)、
●どちらかといえば当てはまる(3点)、
●どちらかといえば当てはまらない(1点)、
●まったく当てはまらない(0点)
で評価します。

?@募集業務関連の設問として、
□論旨や訴求点がはっきりしている。
□他人のアイデアを上手に加工し、市場に生かす。

?Bマッチング業務関連の設問として、
□登録スタッフのやる気を引き出し、協力・理解を取り付ける。
□「彼(彼女)のために力を貸してやろう」と登録スタッフに思わせる。

?D指導育成業務関連の設問として、
□親しみやすく、話しやすい。
□明確な目標と評価基準を設定し、タイムリーなフィードバックを与える。

?Fクライアント開拓業務関連の設問として、
□既存顧客から情報を引き出し、新顧客を開拓する。
□現在の顧客に新商品やサービスを新たに提案し、売上・利益を拡大できる。

次号に続く。 白根陸夫


白根 陸夫白根 陸夫(しらね りくお)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ

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